新車販売されていた頃を知らず、頭文字Dに傾倒していないAE86オーナーの若者たちがいる。この仲間たちは新しいAE86乗りとしてのカタチを我々に示してくれる。そんな彼らのクルマを紹介していこう。
【 AE86と愉快な仲間たち Vol.1】
今の若者はクルマに興味がない。これは由々しき問題だという声をよく聞く。確かにバブル時代に「若者」と呼ばれた世代はクルマが大好きで、新車の販売記録も更新し続けてきた。
でもそれは我々の世代の人口が多かっただけ。政府が発表している出生数でみると1949年生まれが270万人、1973年生まれが209万人、2000年生まれが119万人、2011年生まれが105万人。
これだけ出生数が減っているのだからクルマが以前より売れなくなって当たり前。日本は40〜50年前の内需を維持するだけの人口を確保できていないだけの話だ。そんな時代のビジネスモデルからもとうの昔に脱却しているのだから、消費者である我々もそろそろ意識を変えて行かなければならないのだ。
しかし、実数は減ったものの、クルマ好きの若者がいなくなってしまったのかというと、そうではない。特にハチマル世代(40〜50代)の子供たち(10〜20代)にはハチマル車を好む層が確実に存在している。今回紹介する3人の若者もこの世代にあたる。しかも彼ら全員、自身の愛車より年下。それより面白いのは、AE86というクルマに対するスタンスもそれぞれなのだ。
>> 【画像22枚】どうしてもクルマの上で撮りたいといってルーフに上がってしまった、白黒トレノのオーナーなど>> ヘッドライトはイエローバルブに交換済み。
>>オーナー本人がカスタマイズしたLED。ボンネットの間をブルーライトが左右に走る。片目が起き上がった状態のヘッドライトだが、両方しっかりと機能している。
【2】に続く初出:ハチマルヒーロー 2016年 3月号 vol.34
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
AE86と愉快な仲間たち(全3記事)関連記事:AE86 関連記事:レビン関連記事:トレノ