「きっと売れ残りだったんでしょう」希少な新車時からの赤内装にワンオーナーで乗り続ける|S54A-3型|1968年式 日産プリンス スカイライン 2000 GT-A|S54スカイラインと新たな仲間たち

S54A-3型ながら2型のグリルを装着。

       
2013年、初秋のある日、西日本でS54スカイラインのオーナーたちが集まるという情報が入ってきた。そして、取材がきっかけとなり、オーナーズクラブ設立にまで話が進展したという。その名も「プリンスS54クラブ西日本」。プリンス車への愛情あふれるオーナー達を紹介。

【04】1968年式 日産プリンス スカイライン 2000 GT-A

ニッサンS54型、そして日産自動車とあるコーションプレートなど【写真7枚】



オーナー/小野知行さん

 今回のミーティングを実現するために、事務局として奔走した小野知行さん。愛車は所有45年のワンオーナー車、S54A-3型だ。フロントグリルは新車の時に、ディーラーで2型のものに交換した。「きっと売れ残りだったんでしょう」と小野さんがいう赤内装は、今となってはとても希少な仕様となっている。「1964年の日本GPでの勇姿に憧れて、本当はGT-Bにしたかったのですが、父親も運転するのでGT-Aにしました」とのこと。盗難に遭ったものの、ほぼ無傷で戻ってきたエピソードもあり、家族のクルマとしてずっと一緒に生活してきた。ボディのオールペイントや再メッキなど、外装を中心にモディファイを済ませて維持する。

>>> 6台のオーナー車、プリンススカイラインの紹介は続く(次は5/6台目)


初出:ノスタルジックヒーロー 2013年12月号 Vol.160(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

S54スカイラインと新たな仲間たち

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photo:HIROTAKA MINAI/南井浩孝

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