タテグロ、その日本車としては得難いスタイルを日常的に走らせたい!|1970年式 日産グロリア Vol.1|エンジンスワップでよみがえったクラシックビークルたち

誕生から半世紀を超えた希少車になりつつあるタテグロを日常的に使う。

       
【1970年式 日産グロリア  Vol.1】

 日本車離れしたバタ臭いスタイルを持つタテグロは、いまでも人気の高い車種の一つだ。しかしその基本設計は60年代であり、誕生から半世紀を迎えようとする今、その維持管理は年々難しさを増している。そんな希少車になりつつあるタテグロを日常的に使うべく、エンジンスワップを施したのがこのクルマだ。

 3代目グロリアは、その縦に並んだヘッドライトが象徴的なクルマで、「縦目のグロリア」を略した「タテグロ」という呼称も広く浸透している。この縦目ライトのデザインは、ポンティアック等に代表される1960年代アメリカ車のデザイントレンドでもあり、そうしたアメリカ車的雰囲気を持つことから、タテグロは昔からアメリカ的趣味を持つオーナーから愛されて来たクルマでもある。そういった背景もあって、アメリカ車を意識したデザインの日本車を、「代用アメ車」などとあまりありがたくない名称でカテゴライズする傾向もあるが、それはそれで日本車としては得難いスタイルを持っていることの証明でもある。

 そんな人気のタテグロだが、その誕生は1967年と立派な60sカーで、プリンス直系の血を引く車種であることからも年々部品入手が難しくなっている。



Vol.2、Vol.3に続く

パッと見黒く見えるボディカラーは、日が当たるとパープルに輝く深い色味。ダイハツの純正色の流用のボディカラーなど【写真5枚】

1970年式 日産グロリア(A30)
SPECIFICATIONS 主要諸元
●エンジン:RB25DET型、R33用ラジエター、オイルパン加工
●駆動系:R33用4速AT
●足回り:4輪エアサス化(トラックスジャパン製エアバッグ & トーマス製コンプレッサー)
●ブレーキ:R33用マスターシリンダー、マスターバック
●タイヤ:F&R KINGS TIRE ホワイトリボン(185/70R14)
●エクステリア:スピードショップFIX製ライトベゼル&テールレンズハウジング
●インテリア:スピードショップFIX製FRPダッシュボード

初出:Nostalgic SPEED 2014年11月 Vol.005(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1970年式 日産グロリア (全3記事)

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text : TAKAYOSHI SUZUKI/鈴木貴義 photo : AKIO HIRANO/平野 陽

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