流面系セリカ、グループAラリーは88年から参戦! あの映画には87年登場!?|1988年式トヨタ セリカ GT-FOUR Vol.1

カルロス・サインツをドライバーに起用し、WRCで活躍したST165セリカGT‐FOUR。

1985年に登場した4代目となるST160系は、セリカ初となるFFモデルで、ベベルギア式のセンターデフを備えたフルタイム4WDと、最高出力185psを誇る2Lツインカムターボの3S‐GTE型エンジンを組み合わせたスポーツモデルのGT‐FOURが追加されたのは、デビューから1年後の1986年のこと。

 ボディ、グラスエリアとも曲面を多用したデザインから「流面系」とのキャッチコピーが付けられ、直線的で角が立ったデザインが特徴的だった1980年代カーデザインの流れから革新的な変化を遂げ、面と曲線のデザインが主流となる1990年代カーデザインを先取った存在といえる。

 ラリーなどのモータースポーツでの活躍も目立ったST160系セリカだが、いまだに根強い人気を誇っているのは、それだけが理由ではない。80年代に青春時代を過ごした者なら誰もが知っている映画『私をスキーに連れてって』で、雪道、そして時にはゲレンデまでも爆走するGT‐FOURの雄姿にヤラレた人が多いのだ。

そして今回取材したオーナーはそんな、映画に出てくるGT-FOURに憧れてこのクルマを手に入れたのだ。


流麗なボディのボンネットにエアインテーク穴を開けることを嫌って水冷式インタークーラーが採用されたというツインカム16バルブターボの3S-GTE型エンジン。2.0Lの排気量から185ps/6000rpm、24.5kg-m/4000rpmの最高出力&最大トルクを発揮。


「セリカGT-FOURについては、やはり映画『私をスキーに連れてって』を抜きには語れません。やはり、あの映画に出てくるGT-FOURに憧れて、探していたんです」と語ってくれたオーナーのNさん。


曲線と面で構成するデザインへと変更されたST160系。Bピラー、Cピラーを隠しガラス面をフラッシュサーフェス化。そのボディデザインから流面系と呼ばれた。


後期型純正の14インチアルミホイール。タイヤは195/60R14が標準装着サイズだが、標準でピレリP600、オプションでポテンザのRE71を選ぶことができた。

トヨタ セリカ GT-FOUR(ST165)主要諸元表
全長×全幅×全高(mm) 4365×1690×1295
ホイールベース(mm) 2525
トレッド前/後(mm) 1465/1440
車両重量(kg) 1360
エンジン型式 3S-GTE型
エンジン種類 水冷直列4気筒DOHC 16バルブ・ターボ
総排気量(cc) 1998
ボア×ストローク(mm) 86×86
圧縮比 8.5:1
最高出力(ps/rpm) 185/6000(ネット)
最大トルク(kg-m/rpm) 24.5/4000
変速比 1速3.583/2速2.045/3速1.333/
4速0.972/5速0.731/後退3.583
減速比(リアデフ減速比) 4.285(2.928)
ステアリング形式 パワーアシスト付ラック&ピニオン
サスペンション 前後ともストラット式コイルスプリング
ブレーキ 前ベンチレーテッドディスク/後ディスク
タイヤ 195/60R14(前後とも)
発売当時価格 304.6万円

掲載:ハチマルヒーロー vol.16 2011年 11月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Toshio Noguchi/のぐちとしお

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