車体軽量化の限界に挑んだ国産スポーツカー ホンダNSX-R 1

       
総アルミボディのミッドシップスポーツカー、NSX。

 80年代後半から90年代前半のF1レースで無敵のホンダから送り出された最強スペックの「ピュアスポーツカー」だった。中でもレースDNAが濃厚なエボリューションモデル、NSX-Rに迫る! 

 バブル絶頂期に登場したNSXに92年11月、エボリューションモデルが追加された。それがNSX-R、通称タイプRだ。

 NSXは「高級な製品はゴージャスでなくてはならない」という時代の要望には逆らえず、豪華装備を搭載して「車体の軽さ」を少々犠牲にしていたのだが、そうした「快適装備をそぎ落として、高性能パーツに交換した」というのがNSX-Rの造り方。そういう意味では、ライバル的なスカイラインGT-Rとは、高性能バージョンといえどアプローチは異なる。

ドア内張ステアリングセンターコンソールシート

掲載:ノスタルジックヒーロー2010年11月号増刊 ハチマルヒーロー vol.14(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

photo:Akio Hirano / 平野 陽

タグ:

RECOMMENDED

RELATED

RANKING