レストア中の個体がどうしても欲しくなって購入してしまったオーナー|プリンス スカイライン 2000 GT-B GT-A Vol.1

       
オーナーの奥山好幸さんが30歳を迎えるころ、PA30プリンス・グロリアを手に入れた。プリンスが好きで、一時期は3台ものプリンス・グロリアがガレージに並んだという。近くにメンテナンスをお願いするショップはなく、いろいろと探してたどり着いたのが、長野県のプリンスクラフトだった。

 そして、プリンスクラフトでS54スカイライン2000GTに出合った。

「グロリアのメンテナンスをお願いしていたので、時々、ショップに顔を出していました。その時、プリンス・スカイラインをよく見かけていたんです。若いころはスポーツカーに憧れていたので、すごく魅力的に見えました」

 長年、プリンスクラフトに通い続けてきたが、2004年、とうとう心が動いてしまった。レストア中のGT-Aが気になり、譲り受けることに。

関連記事:「街乗りだったらA、高速ならBですね」GT-Aを譲り受けたらGT-Bも! 2台のS54|プリンススカイライン2000GT-B GT-A Vol.2



ブラックで統一されたGT-Bの室内。クロームメッキの輝き、新品のような生地が目を引く。普段から乗っているクルマなので、ナビやETCを装着。



スピードメーターは200km/hまで刻まれている。右端が水温&油温計、左端は油圧と燃料計。



66年にプリンスは日産と合併。写真のクルマは67年式で日産製となるが、プリンスのエンブレムはナンバープレートの右に残されている。

掲載:ノスタルジックヒーロー2010年10月号 Vol.141(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Isao Yatsui/谷井 功

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