【1】から続く【1984年式 日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボ インタークーラー RS-X vol.2】
オーナーの好みにより、通常の車高調に油圧シリンダーを組み合わせたハイブリッドの足まわりとなったDR30スカイライン。
車高を自由にアップ/ダウンできるという点では、エアサスも同じ。しかしエアサスの場合、どうしても走りの面で物足りなさを感じる。
そこでサーキット走行も視野に入れているオーナーは、走りに不満が出ないよう、油圧シリンダーを組み合わせたハイブリッドにしたというわけだ。
【画像18枚】ベースはターボCだが、エンジンはNAスポーツインジェクション仕様。カメアリピストンで2018㏄までボアアップし、軽量ビッグバルブや強化バルブスプリングをセット。 そのチョイスは正解だったようで、「実際にサーキットも走りましたが、ごく普通の感覚で走れちゃいますよ」とのこと。また、車高を極限まで下げるために、オイルパンやスタビの取り付け位置を変更したり、リアサスメンバーを加工したりと、さまざまな工夫が施されている。
足もとを飾るのは、マットブラックディスクのワーク・マイスターCR01 。 サイズは8.5J/9.5Jで、これを収めるために前後のフェンダーを微妙に叩き出して対処。派手なエアロパーツこそ付いていないものの、見る人が見れば分かるといった、ツウ好みのモディファイだ。
【3】に続く日産 スカイライン ハードトップ 2000ターボ インタークーラー RS-X>>ボンネットやフロントスポイラーはFRP製。イエローに施工したヘッドライトがワンポイントとなっている。
>>フロントブレーキにS15純正の4ポットキャリパーを移植し、ストッピングパワーをアップ。ローターはスリットタイプをチョイスしている。
>>S15キャリパーを流用したことに合わせ、マスターシリンダーもサイズアップ。これもS15純正を流用装着している。
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主要諸元 SPECIFICATIONS1984年式 スカイライン ハードトップ 2000 ターボ インタークーラー RS-X(DR30)※スペックはノーマルのもの
●全長×全幅×全高(㎜) 4620×1675×1360
●ホイールベース(㎜) 2615
●トレッド前/後(㎜) 1420/1410
●車両重量(㎏) 1245
●エンジン型式 FJ20ET型
エンジン種類 直列4気筒DOHCターボ
●総排気量(cc) 1990
●ボア×ストローク(㎜) 89.0×80.0
●圧縮比 8.5:1
●最高出力(ps/rpm) 205/6400
●最大トルク(㎏-m/rpm) 25.0/4400
●変速比 1速3.321/2速1.902/3速1.308/
●4速1.000/5速0.838/後退3.382
●最終減速比 3.900
●ステアリング ボールナット
●サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム
●ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/ディスク
●タイヤ 205/60R15(前後とも)
初出:ハチマルヒーロー vol.045 2018年1月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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