細部まで精巧に再現されたスケールモデル。それが、自分のクルマと同じエンジンだったら、ガレージや趣味の空間に飾りたくなるのは間違いない。今回はフェアレディZ生誕50周年記念モデルとして、初となるL型エンジンが登場。その魅力に迫る!
【日下エンジニアリング 1:6 スケール エンジンモデル】
>>名機L24型を再現
旧車好きにとって内燃機関ほど興味をそそられるパートはないだろう。膨大な数の構成部品で組み上げられ、計り知れないパワーを生み出す。まさに男のロマンが凝集されているといっても過言ではない。
そこで注目したいのが、精密な作り込みで大きな反響を呼んでいる、日下エンジニアリングのエンジンモデルシリーズだ。これまでハコスカGT‐Rに搭載されるS20 型、DR30などのFJ20 型、そしてOS技研のTC24‐B1Zなどが忠実に再現されてきた。
>> 【画像11枚】フェアレディ240Zに搭載された名機L24型を再現。オイルフィラーキャップに描かれるデザインなど、肉眼ではじっくり観察しないと確認できない細部まで精巧に作り込まれている 今回、そのラインナップに加わったのが、フェアレディ240Zに搭載 されたL24型だ。SUツインキャブを装着することで最高出力150㎰/ 5600rpm、最大トルク21.0㎏‐ m/4800rpmを発揮した名機だ。
そのディティールへのこだわりは、まさに圧巻ともいえるレベル。タペットカバーやエンジンブロックが精巧に再現されているのはもちろん、純正エアクリーナーボックスやオルタネーター、そしてデスビやプラグコードまで、忠実に再現されているのだ。
しかも、職人によるハンドメイド仕上げで、すべての作業を日本国内で行うという入魂ぶり。これを実現するために、まずは実車のエンジンで寸法や 形状の測定を行い、3Dデータを作成。それを元に最新の3Dプリンターで原型を製作。さらに各パーツはシリコン型でのレジンキャスト、アクリル材のレザーカットを施すなど、気が遠くなるような工程を経て、ひとつの作品を組み上げていくという。
まさにこだわりの結晶ともいえる6分の1スケールのL24 型エンジン。一生手元に置きたい逸品といえる。
>> 台座にはプレートが付いている
>>プラグコードやプラグも本物のような素材感。これほど精巧な作りとなるとホコリがかかるのが心配になるが、ケース入りなので 大丈夫。ウッドの台座には豪華なオリジナルプレートも貼り込まれる。
【すべての写真を見る】 問い合わせ先:日下エンジニアリング
TEL0859-21-7123
http://kusaka-eng.com/engine/
初出:ノスタルジックスピード 2020年 2月号 vol.23
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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