「いっつぁん」が駆ったブルドッグ【5】「よく『メカドックのクルマですよね』と声をかけられます」|1985年式 ホンダ シティ ターボⅡ

エンジンルームに向かって左側に配置された小型・高効率のインタークーラー。最適空燃費にコントロールする高感度な電子燃料噴射装置(PGM-FI)も採用する

【1985年式 ホンダ シティ ターボⅡ Vol.5】

【画像19枚】内外装ともに極上のコンディションを保っている。 これほどまでにキレイな個体は国内でも5本の指に入るだろう

ターボⅡが現在も多くのファンに愛されている要因に、メカドックがどれだけ影響しているのかは分からない。

けれども、40代男子にとってはブルドックの存在を知ったきっかけになったことは間違いない。ただ、この個体のオーナーはその世代から少し外れている。「よく『メカドックのクルマですよね』って声をかけられますが、じつはあまりメカドックのことを知らなくて……。困ることもあるんですよ」と語った。バラスポCR‐XもターボⅡも登場するので、ぜひ読んでみてください。



>>ターボⅡの場合、前期はスピードメーターがデジタルとなるが、後期はオーソドックスな大型2眼を採用。中央にはグラフィック・ターボメーターが備わる。


>>エアコン操作パネルの下にあるのはアルパイン製のAM電子チューナーラジオ。注文装備品だ。


>>コンソール部にホンダ純正カセットオーディオをインストール。その下は収納ボックスで、トレイ状のダッシュボードと併せて使い勝手がよい。



OWNER
ホンダ車フリーク界ではちょっとした有名人のオーナー。ノスタルジックヒーロー37号でも一部を紹介しているが、バラードスポーツCR-Xをはじめ、ハチマル世代のホンダ車を多数所有する。しかも、そのほとんどが極上コンディションのナンバー付き! 今回のターボⅡは2001年に入手した個体で、「当初はターボⅡ定番のガックン病が出ていましたが、それも完治。フルオリジナルで塗装も新車時のままですし、ほとんど手がかからなかった秘蔵っ子です」と語る。

1985年式 ホンダ シティ ターボⅡ(AA)

全長×全幅×全高(mm) 3420×1625×1470
ホイールベース(mm) 2220
トレッド前/後(mm) 1400/1390
車両重量(kg) 745
エンジン型式 ER型
エンジン種類 直列4気筒SOHCターボ
総排気量(cc) 1231
ボア×ストローク(mm) 66.0×90.0
圧縮比 7.6:1
最高出力(ps/rpm) 110/5500
最大トルク(kg-m/rpm) 16.3/3000
変速比 1速2.916/2速1.764/3速1.181/
4速0.846/5速0.655/後退2.916
最終減速比 4.066
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション ストラット(前後とも)
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク/リーディングトレーリング
タイヤ 185/60R13(前後とも)
発売当時価格 127.8万円

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【5】へ続く

初出:ハチマルヒーロー vol.044 2017年11月号
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1985年式 ホンダ シティ ターボⅡ(全5記事)

TEXT:HIDEO KOBAYASHI/小林秀雄 PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ) COOPERATION : MIZUKAMI AUTO/水上自動車工業

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