【刑事ドラマ旋風】「『太陽にほえろ』への登場期間は短かったけれど、すごく印象に残っています」子ども時代にドラマを見て強く憧れを抱いた|トヨタ スープラ 2000GTツインターボE【3】

取材車両のオーナー。子ども時代に『太陽にほえろ!』を見てスープラに憧れ、免許取得後にやっとの思い出ネットオークションでスープラを見つけた。

【2】から続く

『太陽にほえろ!』放送開始からスズキがスポンサーとしてジムニーなどの車両を提供してきたが、終盤にトヨタに交代した。ソアラ、クラウンと豪華車両が登場し、1986年第697話からスープラが登場した。

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 伝説的人気ドラマだけに、ここに登場したクルマにあこがれ、オーナーになったというハチマル読者も多いだろう。この70スープラのオーナーもそのひとりだ。

「多くの刑事ドラマでさまざまな捜査車両が使われていて、F31レパード、DR30スカイライン、Y31セドリックが好きでした。なかでも一目置いていたのがスープラ。登場期間は短かったけれど、すごく印象に残っています」

 とオーナー。とくに白いスープラ登場回の第706話は渡哲也と西山浩二の初登場回でもあり、オーナーお気に入りのひとつだそうで、

「西新宿各地でのロケも多く、ストーリー的にもボスである石原裕次郎とはまた違う新鮮な流れで面白いです」。

 そんなオーナーの熱い話を聞いて、「太陽にほえろ!」を完全制覇したくなった。
【画像31枚】ステアリングのスポーク部にオートドライブのスイッチを配置。劇中車はオートドライブ非装着。シートバックのゴム製ネットがまったく伸びていない、たるんでいない。ここもオーナー自慢のポイント



>>フルオリジナルの室内。インパネまわりやダッシュボードに割れなどの傷みは皆無。「除湿はもちろんですが、保湿するところは定期的に保湿しています」とオーナー。



>>オーナー秘蔵(?)の『太陽にほえろ!』グッツの数々。手前は季刊、隔月刊で発行されていたテレビジョンドラマの『太陽にほえろ!』特集号。奥は日本テレビ発行の名場面集全4冊。右はトミカの『太陽にほえろ!』シリーズで、ワインレッドとホワイトの70スープラ。

OWNER’S VOICE

『太陽にほえろ!』を見て、子どもながらにあこがれた70スープラ前期。免許取得後、「物件を探してみるものの見つからず、半ばあきらめていた」というオーナー。
 「たまたまネットオークションで見つけた個体が近場だったので見に行ったら、予想以上にきれいで状態が良く、しかも劇中車と同じE仕様!即決でした」と興奮気味に語る。同ドラマファンで、オーナーと同じように劇中車に乗っている人も多くいる。
 「これを機に七曲署がもっと盛り上がってくれたらうれしいですね」とコメントした。



【1】【2】から続く

トヨタ スープラ 2000GTツインターボE(全3記事)
初出:ハチマルヒーロー 2017年9月号 Vol.43

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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TEXT:KOUICHIRO SEKI/関耕一郎、Rino Creative/リノクリエイティブ PHOTO:SATOSHI KAMIMURA/神村聖

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