水の上も走れるパジェロ!? 輸入車には240km/hで走れるガスタービン車も!|第27回 東京モーターショー 1987 いすゞ、三菱、ほか編【6】

パジェロは砂漠のF1と呼ばれているパリ-ダカールラリーに参戦し、ここで常に上位につけ、優勝。世界中に名を知られるようになった。

【第27回 東京モーターショー 1987 いすゞ、三菱編 vol.6】

商用車館には、ふそうのトラックなどに混じって水の上も走れるパジェロ・フォーリストラーダIIを展示している。これも夢のある展示で目を引いた。

87年は、日本車だけでなく輸入車も元気だ。長い間、販売が伸び悩んでいたが、80年代半ばから好調の波に乗り、87年は4割も販売を伸ばしてている。とくに活気があったのはアメリカ勢。GMもフォードも頑張っていた。

GMはシボレーブランドのコンセプトカーをショーに持ち込んでいる。シボレー創設75周年を記念して製作されたのが、未来の交通システムを模索したシボレー・エクスプレスだ。4人乗りのクーペで、ミッドシップにガスタービンエンジンを積んでいる。クルージングスピードは240km/hだった。
【画像12枚】87年はモデルチェンジしたばかりのミラージュとギャランが主役。発売されたばかりだったので人気者だった。また、現実的な参考出品車も評判を呼んでいる。パジェロやミラージュなど、モータースポーツ車両も見応えがあった。


>>今の自動運転技術を先取りしたのがシボレーのエクスプレス。Cd値は0.195を達成している。ドアの開閉も大胆だ。

【5】から続く

初出:ハチマルヒーロー2017年7月号 vol.42
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

第27回 東京モーターショー 1987 いすゞ、三菱編(全6記事)

TEXT : Rino Creative/リノクリエイティブ  PHOTO:AKIO HIRANO/平野 陽

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