【5】「生産台数が少ない希少車ということを知り、『これは大事に乗らなければいけないな』と考えるようになりました」|1997年式 スズキ X-90

20台前半ながらジムニーやスイフトを乗り継ぎ、現在はX-90のほかに2代目カルタスも所有するスズキマニア

【1997年式 スズキ X-90 vol.5】

興味本位で調べたら、この可愛らしいルックスに対して、メカニズムは初代エスクードと同じラダーフレームの4WDということで購買意欲が沸き、思い切って入手したそうだ。

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ただ、当初はジムニーと同じようにオフロードを楽しむはずだったが、「生産台数が少ない希少車ということを知り、『これは大事に乗らなければいけないな』と考えるようになりました」。そしてオリジナルにするために、社外品だったアルミホイールとステアリングを純正に交換。今後もこのスタイルを維持していくと言う。こうしてX‐90にのめり込むことになったオーナーは、今ではハチマル車や希少なクルマに目覚めてしまい、各地のイベントへ足を運んでいるそうだ。
【画像18枚】エアコンのコントロールパネルとノブは、劣化していたため新品に交換。オーディオは純正ではないが、当時っぽいデザインの社外品を装着している。ちなみに、エアコンは標準装備だがオーディオレスだった


>>Tバールーフの取り外しは、ピラー部分にあるボタンを押しながらレバーを操作するだけ。太陽光を遮るサンシェードも付属する


>>シート後部は、ちょっとした荷物なら置くことができるスペースを確保。なお、パネルのスリット部分内にはスピーカーが収まっている。


OWNER

20台前半ながらジムニーやスイフトを乗り継ぎ、現在はX-90のほかに2代目カルタスも所有するスズキマニア。X-90との出合いは偶然だったが、「自分でいろいろと手を掛けているうちに、もっと好きになっちゃいました。購入して本当によかったなと思っています」と話す。今後はボディの全塗装をしたいそうだが、最終的にはフルレストアをしてイベントに参加するのが夢だという。


主要諸元 Specifications
1997年式 スズキ X-90

●全長×全幅×全高(mm) 3710×1695×1550
●ホイールベース(mm)  2200
●トレッド前/後(mm) 1425/1430
●車両重量(kg) 1100
●エンジン型式 G16A型
●エンジン種類 直列4気筒SOHC
●総排気量(cc) 1590
●ボア×ストローク(mm) 75.0×90.0
●圧縮比9.5:1
●最高出力(ps/rpm) 100/6000
●最大トルク(kg-m/rpm) 14.0/4500
●変速比 1速2.826/2速1.493/3速1.000/
4速0.730/後退2.703
●最終減速比 4.625
●ステアリング ボールナット
●サスペンション前/後 ストラット/トレーリングリンク
●ブレーキ前/後 ディスク/リーディングトレーリング
●タイヤ 195/65R15(前後とも)
●発売当時価格 149.8万円

【5】へ続く

初出:ハチマルヒーロー2017年1月号 vol.39
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1997年式 スズキ X-90(全5記事)

TEXT : Rino Creative/リノクリエイティブ  PHOTO:AKIO HIRANO/平野 陽

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