アテーサリミテッド専用「R」が付くエンジンはリッター100psに迫る!|1988年式 日産 ブルーバード 4ドアハードトップ SSS アテーサリミテッド【2】

インタークーラーを装備してプレミアムガソリン仕様としたことで、175ps/23.0kg-mというパフォーマンスを実現したCA18DET型。取材車両にはNISMO製タワーバーが装着されていた

【1】から続く

8代目に当たるU12ブルーバードは、ATTESA(アテーサ)と呼ばれるシステムが導入。これにより、タイトコーナーで起こる4WD特有のブレーキング減少を抑制している。

【最強の系譜 4WD+ターボ 1988年式 日産 ブルーバード 4ドアハードトップ SSS アテーサリミテッド vol.2】

 エンジンは直列4気筒のCA型がメインで、最上級のアテーサリミテッドにはDOHCターボのCA18DET型を搭載。これはS12シルビアやT12オースター&スタンザにも搭載されたユニットだが、空冷式インタークーラーを追加してプレミアムガソリン仕様とすることで175psを実現。また、アテーサリミテッドには4WAS(4輪ABS)と、横力が働いたときにリアタイヤの向きを変化させるSTC‐Sus(スーパートーコントロール・リアサスペンション)が組み合わされ、安定感の高さもアピールポイントだった。

 さらに、競技ベースとしてSSS-Rを用意。セダンSSSアテーサリミテッドをベースに専用チューンを施したCA18DET‐R型を搭載し、ロールケージや大型フォグランプなど、モータースポーツ参戦用装備もOPで用意されたコンペティションモデルだ。

【画像17枚】グリルから入った走行風は、フロントグリル後方にあるエアガイドからボンネット裏のダクトを経由してインタークーラーに導かれる



>>リアスポイラーはオプション品。サイズは小型だが空力性能アップに一役買っており、スポーティーかつスタイリッシュなリアビューを演出してくれる。


【3】へ続く

1988年式 日産  ブルーバード 4ドアハードトップ SSS アテーサリミテッド(全3記事)
初出:ハチマルヒーロー 2017年5月号 Vol.41

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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TEXT:Rino Creative/リノクリエイティブ PHOTO:MOTOSUKE FUJII(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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