旧車と共に歩んだ30年|創刊のころに取材した、クルマとオーナーを訪ねる旅

創刊のころに取材した車両を再取材!

       
【旧車と共に歩んだ30年】

ノスタルジックヒーローは、1988年8月号から隔月刊の旧車専門誌として独立創刊を果たし、
今号で創刊30年を迎えました。その間に数多くの魅力あふれるクルマを取材し、オーナー諸氏に話を聞いてきました。
本誌のヒストリーの節目となる今回、30年前の創刊当時に思いをはせつつ、時間の経過の中で印象に残った
思い出や出来事を引っぱり出してみることにしました。題して「旧車と共に歩んだ30年」。
旧車を愛するたくさんの読者の皆さまに支えられながら作り続けてきた、ノスタルジックヒーローの中間報告会です。


>> 【画像15枚】歴代取材車の今は・・・

創刊のころに取材した、クルマとオーナーを訪ねる旅


【1960年式 トヨペット クラウン RS20】
オーナーは1988年10月号のVol.9に、愛車のクラウンRS20と共に登場している。その記事の最後に「お嫁さんを結婚の日に迎えに行くために、クラウンをカスタマイズした」ということが書かれていた。なんともロマンチックな話ではないか。そして30年前にそのクラウンを撮影していたのが、現在も本誌で活躍している谷井 功カメラマンだった。それならば30年前と同じシチュエーションでロケをしたいという願望がわき上がった。



【1972年式 日産 フェアレディZ432-R】
フェアレディZ432‐Rは、フェアレディZ432をベースに、徹底した軽量化を実施したレース用のベースモデルだ。ボンネットをFRPに、サイド/リアウインドーをアクリル製に変更したうえ、ラジオやヒーターなどの快適装備も取り去られている。ブレーキブースターもない。それによって通常の432‐Rから80kg以上軽量化している。エンジンは基本的にZ432と同じS20型エンジンだが、エアクリーナーが取り去られ、エアファンネルに変更されている。インテリアもバケットシートに4点式シートベルトと、レーシングカーらしい装備である。



【1969年式 ダットサン ブルーバード 1600 SSS】
旧車イベントの会場などに取材で出かけた時、510ブルーバードのオーナーと会って話をすることはよくある。クルマについていろいろな話題が展開し、本誌で過去に載った510ブルーバードについての話が始まると、必ずと言っていいほど「最初の頃に出ていたオレンジ色の510ブルが……」という表現が出てくる。分かる人には分かるという類の話になるのだが、このオレンジは決してクルマのボディ色そのものを指しているわけではなく、表紙写真のイメージを伝えているのだ。聞いている側も頭の中で思い出している絵柄は一致していて、うんうんと納得している構図なのである。




表紙で見ていくノスタルジックヒーローの30年



【表紙で見ていくノスタルジックヒーローの30年】
今回30年の時間の経過を表現するのに、一番いい方法は何かと考えたところ、やはり雑誌の顔である表紙を順番に見ていただくのが分かりやすいだろう、ということになった。そこで本誌が生まれるきっかけとなった「ノスタルジック’60」から前号のVol.187までを一気に並べてみることにした。



初出:ノスタルジックヒーロー 2018年8月号 Vol.188
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

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