「前期型にできるかぎり早く乗りたい」と考え、一年の間に3台に増えたレパード|30年の思いが詰まった、3台のレパード【3】

1988年式 日産 レパード アルティマ V30 ツインカムターボ

若かりし頃は手に入れることができず、30年間あこがれ続けたレパード。昨年念願かなって後期アルティマターボを入手してからは、寝ても覚めてもレパードのことばかり。そして今では理想を追い求め、3台目を手に入れてしまった……。


【30年の思いが詰まった、3台のレパード Vol.3】

【2】から続く

 そしてオーナーはある日、金澤社長に自分の夢を伝えた。それは、若かりし頃買えなかったゴールド2トーンの前期アルティマに乗るということだった。それを聞いた金澤社長は、現在の愛車を前期ゴールド2トーンにカスタムするのではなく、前期のベース車を用意し、それを全塗装するということを提案。オーナーもそれに同意した。しかしその話はいつしか方向転換。というのも、金澤社長の愛車であるレッドパールボディ&レッド内装のアルティマグランドセレクションを見て、「これに乗りたい」と思うようになったのだ。そこで全塗装を前提に、同店の在庫車だったレッド内装のホワイト2トーン前期XSーⅡグランドセレクションを購入することにした。

 ベース車両が決まったのだから、その後は順調に進むかに見えた。しかし、映画「さらば あぶない刑事」の影響もあってか、同店は猫の手も借りたいほど多忙になってしまったのだ。そのため、レッドパール化計画も思うように進まない。そして「前期型にできるかぎり早く乗りたい」と考えるオーナーは待ちきれず、昨年のノスタルジック2デイズに出品されたホワイトの前期アルティマを購入してしまったのである。

>> 【画像20枚】3台のレパードとカーライフを満喫するオーナーの写真たち



【1988年式 日産 レパード アルティマ V30 ツインカムターボ】

コーティングを施したボディはツヤ感も抜群。フロントのリップスポイラーはユーズド品をリペアして装着し、コンビランプはLEDに交換。また、オーナーのこだわりでドアミラーを前期用に交換するなど、ノーマルのスタイルを保持したまま自分好みに仕上げているようだ。



【4】に続く

初出:ハチマルヒーロー 2016年 9月号 vol.37
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

30年の思いが詰まった、3台のレパード(全4記事)

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【1】【2】から続く

text:Rino Creative/リノクリエイティブ photo:AKIO HIRANO/平野 陽

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