真子をボンネットと両サイドにまとった新車「ネッツ東京JKB 頭文字D86」は2015年第3戦でデビュー|塚本奈々美×86【2】

塚本奈々美ともう1台のトリビュート!

       

塚本奈々美ともう1台のトリビュート!

コミックの登場人物もやがては峠からサーキットに戦いの場所を移すだろうとの発想から、「碓氷峠の真子が現行の86でサーキットを走る……」という夢の企画を考えた。私の2つ目の「リアル真子」プロジェクトを紹介。

【頭文字D トリビュート企画|塚本奈々美(現:塚本ナナミ)×86 Vol.2】

【1】から続く

 そして、2013年にスタートしたワンメイクレースGR86/BRZレース。参加車両不足で開催中止になるレースが多い中で、100台を超えるエントリーを集めるこのレースは希有な存在。その盛り上がりは2016年もまだまだ続きそうな状況だ。実は私も初年度からこのワンメイクレースに参戦している。

 映画「新劇場版頭文字D」のプロモーションアンバサダーとなった私は、風を切って走るレーシングカーに似合う真子を86にラッピングしようと、キャラクターデザインを担当された羽田浩二さんにお願いし、私自身の水着写真から映画の真子を描き起こしていただいた。その真子をボンネットと両サイドにまとった新車「ネッツ東京JKB 頭文字D86」は2015年6月の第3戦(富士スピードウェイ)でデビュー。真子を現行の86でサーキットデビューさせるという私の妄想が現実になった瞬間だった。

 いろいろなメディアでも取り上げていただき、イベントにも引っ張りだことなったが、2015年12月のハチロク祭(筑波)では真子86でタイムアタックに参加。続いてAE86で初めてドリフトにも挑戦させてもらい、このイベントを一番楽しんだのは私じゃないかと思うほど。

 新劇場版頭文字D三部作最後の作品となるLegend3は2月6日に公開だが、真子86のミニカーや真子のフィギュアも発売。そして、4月に開幕する4年目の86ワンメイクレースに参戦と、私自身の頭文字Dトリビュートはまだまだ続いていく。



>>【画像43枚】筑波サーキットで毎年行われるハチロク祭、元々全国のAE86が集まる大イベントだったが、今は新旧86が集まるより楽しいお祭りに。今回は映画のプロモーションブースに「藤原とうふ店」の拓海86も展示されたなど、頭文字D トリビュート企画 塚本奈々美× 86 歴戦の数々

86レース


86ラッピング(2015年5月30日)
真子が全面に描かれたラッピングシートを見たときは感激ひとしお。
ラッピング作業にも立ち会う。徐々に仕上がっていく真子86。





第3戦 富士スピードウェイ(2015年6月9日)

真新しいマシンがゆえにまだギアに少し癖があり、またヘアピンで接触されたことによりABSが誤作動し緊急ピットイン、メカニックの懸命な処置でコース復帰し、なんとか完走。真子86のデビューはほろ苦い結果に。





第4戦 スポーツランドSUGO(2015年7月18日)
決勝19位と結果がついて来ないのは、いまだ試行錯誤中のセッティングの詰めの甘さによるもので、日々悩みながらもやりがいのある挑戦が続いた。




86スタイル/86・BRZグリーンカップ(2015年8月6日)
1.5時間の耐久レース、自動車評論家の国沢光宏さん、ヤンマガ編集部の中嶋武士さんと組んで、準優勝と好成績を収めた。




第8戦 鈴鹿サーキット(2015年11月10日)
60台以上が参戦する中、グループ11位で予選通過! 決勝ではスタートで7台を追い抜いたが、SC明け後にコースアウトして21位でゴール。それでも自分の伸びしろを感じられるレースとなった。





TGRF特別戦(2015年11月24日)
8位でゴールし「ベストパフォーマンス賞」を獲得、今季を良い形で締めくくることができた。レース前にゲストドライバーの脇阪寿一選手と。脇阪選手とは2015年に、フジテレビの番組「ジャンクSPORTS」でも共演している。


Profile


塚本奈々美(現:塚本ナナミ)
ポルシェカレラカップ、GR86/BRZレース、D1レディースリーグに参戦する「美しすぎるレーシングドライバー」。塚本奈々美オフィシャルサイト





初出:ハチマルヒーロー 2016年 3月号 vol.34
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

塚本奈々美×86(全2記事)

関連記事:頭文字D トリビュート企画

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【1】から続く

text : NANAMI TSUKAMOTO/ 塚本奈々美  photo : DAIJIRO KORI/郡 大二郎 & MASAYUKI FUKADA/深田昌之

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