<立川〜三鷹>「来る時は前日から食事を控えておくことをお勧めします」|スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 第38回 後編

帰路に立ち寄ったのは、三鷹にあるSUBARUと……。

       
チーズ大好き大貴誠が、チーズ目指して大満足して、
それでもやっぱりいつもの寄り道も楽しんだ旅。

【スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 Vol.38 後編】

中編から続く

 お皿に盛られた全種類のチーズ、そして大きくてチーズたっぷりのパイ生地のピザが1枚。それを食べたらテーブルのチーズを好きなように取ってきていただきます。パンにクラッカー、生野菜のサラダ、そしてナッツとドライフルーツも食べ放題。いろいろなチーズに、枝つきの干しぶどうを合わせたり、次は干しマンゴー、いろいろ組み合わせてどれだけ食べられるかと食べまくる。チーズたっぷりのピザはいつもならばおかわりするところですが、今日のところはチーズ一本で攻めまくりました。腹十分目まで食べましたが、ここに来る時は前日から食事を控えておくことをお勧めします。ほんとにおいしかった! 2000円の元を取るどころじゃなくて、外で食べたら何万円もするぐらい食べたと思う……。

 おなかパンパンなのに、ついついおみやげもほしくなり、こちらで作っているチーズのお菓子と、創業者の方が書かれた会社のヒストリー本やチーズの図鑑も買い込んで、また季節が巡ってチーズの種類も変わったら食べに来るぞと誓ったのでした。


 たまには食べ物目当ての旅も楽しくていいもんです。旧車と同じように、チーズもちょっととっつきにくく、でもハマったら抜けられないおいしさ。とムリヤリ締めてみました。

※サロンド・デ・チーズ王国では、2022年11月現在、チーズビュッフェ及び店内での飲食を中止。販売営業のみとなっている。

>>【画像23枚】真っ黒でドームのようなカタチのフランスの地方菓子「トゥルトーフロマージュ」など



●モノレールと弁天様
帰り道に多摩モノレールが見えたので、電車が走ってくるまで炎天下で粘ってやっとツーショット? を撮影完了。そのあと走っていた道が「榎戸弁天通り」という名前で「どこにあるのかなー、弁天様は」と思っていたら見つけた! 小ぢんまりしたほこらに「案外こういう神社は由緒があって、道の名前にもなるんだねー」と感心して、きっちりお参りしてからクルマを走らせると、りっぱな「弁天八幡宮」というのがあったというオチ……。でもあの「弁天様」もいい雰囲気でしたよ!





●寄り道してスバルのふるさとへ
ちょうど帰り道……というか少し寄り道をして国際基督教大学へ。前にこの連載でも訪れた、スバルの前身である中島飛行機の三鷹研究所の建物が大学本部になっている。そこが建て替えになるらしいというニュースを見て、「建物がまだあるうちに見ておきたい」ということで行ってきました。夏休みなのかまるでひと気のない大学の構内を、チーズで満腹になった腹ごなしにぶらぶら歩きながら、モダンで素敵な建物を見て「もし残せるものならば残してほしいな」と思いました(建て替えについては反対意見もあって、まだ検討中らしい。どうか残りますように)。





Profile: 大貴 誠(だいき・まこと)

OSK日本歌劇団・元男役トップスター。ノスヒロをむさぼり読んでいた日本で唯一の歌劇スター。2010年夏、念願のスバル360を入手。このクルマと一緒に日本中を旅する予定。詳細はノスヒロ2011年4月号に載ってます。

初出:ノスタルジックヒーロー 2017年10月号 vol.183
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

スバル360で素敵探検 大貴 誠のレディーバードの旅 Vol.38(全3記事)

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前編・中編から続く

text: RUEKA AOKI /青木るえか photo: RUMI MATSUSHITA /松下るみ

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