AE86完全攻略シリーズ５｜ハチゴー｜スポーティ＆フル装備系。キャラクターが異なるAE85 SEとSR｜ 1983年式 トヨタ カローラレビン 3ドア 1500 SR ＆ 1985年式 トヨタ カローラレビン 2ドア 1500 SE Vol.2

AE86完全攻略シリーズ５｜ハチゴー

これまで本誌ハチマルヒーローではDR30スカイラインやセドリック&グロリア、GX71マークⅡなどハチマル世代を代表するクルマたちを幾度となく取り上げ特集してきた。
だが、ハチロクに関しては絶大な人気を集めているにもかかわらず、深く踏み込んでいない。
そんな本誌が満を持して大特集。総力をあげてハチロクのすべてをお届けする。

【 1983年式 トヨタ カローラレビン 3ドア 1500 SR ＆ 1985年式 トヨタ カローラレビン 2ドア 1500 SE Vol.2】

【1】から続く

　SEとSRではキャラクターが異なる。足回りは、SEが基本セットとなるスポーティサスペンションを採用するのに対し、SRはGTアペックスと同じGTサスペンション+リアスタビライザーを採用。また、装備面でも差別化が図られており、SEはファブリック仕上げのドアトリムやパワーステアリング、電動リモコンドアミラーなどを装備している。つまり、上級装備のSE、走り志向のSRといったグレード体系となっているのである。

　ちなみに、エクステリアに関してはハチロクと大きな差はなく、タイヤ&ホイールが異なる程度で、グリルはGTVと同形状。一方インテリアは、シートやステアリングが相違点となっており、オーソドックスなハイバックシートや2本スポークのウレタンステアリングが標準装備されている。

　今回の取材車両は、2ドアSEと、3ドアSR。SEのオーナーはハチマル車オーナーには知る人ぞ知る人物で、ハチゴーのほかに2台のハチロクをもつ生粋のレビン/トレノフリーク。このハチゴーは「ヤル気のない雰囲気が好き」ということで約3年半前に購入したそうだ。一方、SRのオーナーは、もともとハチロクに乗っていたが箱替えのドナー車として、このSRを約3年前に入手。インテリアを後期スポーツパッケージ仕様にするなど、自分なりのカスタムを楽しんでいるようだ。

>>【画像19枚】取材車両は当時モノの社外リアカーテンを装着。ハチロクではなくハチゴーだからこそマッチするアイテムと言えるだろう



>> GT系以外に搭載される、1.5LSOHCの3A‐U型。前・中期のカタログスペックは83ps/12.0kg-mだが、軽量ボディには十分だ。




>> インパネの造形はハチロクと同じだが、ステアリングがウレタン2本スポークとなることが相違点。SEには半ドアやライト消し忘れといったウォーニングランプも備わる。






>> SEのフロントシートはローバックタイプ。前・中期の内装色は、このブルー/グレーのほか、ブラウン/アイボリーもあり。






>> SEの場合、フロント&サイドウインドーモールがメッキとなり上級感を演出。さらに、マッドガードも標準装備となっていた。



1985年式 トヨタ カローラレビン 2ドア 1500SE（AE85）
1983年式 トヨタ カローラレビン 3ドア 1500SR（AE85）
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高（mm） 4200×1625×1335
ホイールベース（mm） 2400
トレッド前/後（mm） 1355 / 1345
車両重量（kg） 940
エンジン型式 4A-GEU型
エンジン種類 直列4気筒DOHC
総排気量（cc） 1587
ボア×ストローク（mm） 81.0×77.0
圧縮比 9.4:1
最高出力（ps / rpm） 130 / 6600
最大トルク（kg-m / rpm） 15.2 / 5200
変速比 1速 3.587 / 2速 2.022 / 3速 1.384 /
4速 1.000 / 5速 0.861 / 後退 3.484
最終減速比 4.300
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット / 4リンク
ブレーキ前/後 ベンチレーテッドディスク / ディスク
タイヤ 185 / 60R14（前後とも）
発売当時価格 136.8万円


初出：ハチマルヒーロー 2015年 11月号 vol.32
（記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです）

1983年式 トヨタ カローラレビン 3ドア 1500 SR ＆ 1985年式 トヨタ カローラレビン 2ドア 1500 SE（全2記事）

関連記事： AE86完全攻略

関連記事： AE86



【1】から続く