皆の憧れ! 専用エアダムバンパーのスポーティなルックス! 〜2014〜|1990年式 日産 グロリア 4ドアハードトップ V30ターボ ブロアムVIP  Vol.2

存在感満点のフロントマスクは、グリルに装着されるオプションのゴールドオーナメントやプロント製リップでドレスアップ。

       
【1990年式 日産 グロリア 4ドアハードトップ V30ターボ ブロアムVIP  Vol.2】

【1】から続く

 エクステリアには、フォグランプ内蔵の専用エアダムバンパーやブラックアウトされたフロントグリルを装着して登場したスポーティーグレード「グランツーリスモ」。インテリアにはホールド性を高めた形状のシートや本革巻き3本スポークステアリングが採用された。



▶▶▶【画像18枚】一時期は「絶壁」と揶揄された日産車のインパネだが、Y31では開放的な造形に。SONYの当時モノとなるグライコが眩しいオーディオなど

加えて、セド・グロ史上初のDOHCエンジンとなる、新開発2LDOHCターボのVG20DET型を搭載。このパワーユニットは、ファインセラミックス製のタービンローターを採用し、滑らかな吹け上がりとシャープなレスポンスを実現。185psという最高出力と相まって、ゆとりあるパワフルな走りを味あわせてくれる。

 さらに、専用チューンが施されたサスペンションにより、下手なスポーツカーをも凌駕する運動性能を手に入れたのだ。このように、走りの楽しさを追求したグランツーリスモだったが、それはブロアム系にも共通したことだった。その証拠にカタログには「グランドツアラー」の文字が並び、走りの楽しさを強調しているのだ。




ピラーレス4ドアハードトップのおかげで、広々とした室内はさらに開放感アップ。さらに、フロントシートの座面はY30より拡大され、快適性もさらに増している。



中央のエアコン吹き出し口右側にはエアサスのモード切り換えスイッチを配置。その右下にあるのは、アンテナコントローラーとデータシステム製ターボタイマーだ。


1990年式 日産 グロリア 4ドアハードトップ V30ターボ ブロアムVIP (Y31)
SPECIFICATIONS 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4860×1720×1380
ホイールベース(mm)  2735
トレッド前/後(mm) 1445/1460
車両重量(kg)  1550
エンジン型式  VG30ET型
エンジン種類 V型6気筒SOHCターボ
総排気量(cc) 2960
ボア×ストローク(mm) 87.0×83.0
圧縮比 8.3:1
最高出力(ps/rpm) 195/5200
最大トルク(kg-m/rpm) 30.0/3200
変速比 1速 2.785 / 2速 1.545 / 3速 1.000 / 4速 0.694 / 後退 2.272
最終減速比 3.700
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 205/65R15(前後とも)
発売当時価格 381.5万円

【3】に続く

初出:ハチマルヒーロー 2014年 11月号 vol.27(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1990年式 日産 グロリア 4ドアハードトップ V30ターボ ブロアムVIP (全3記事)

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【1】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : RYOTA-RAW SHIMIZU/清水良太郎

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