「リアタイヤが太くて大きい、ホットウィールみたいなクルマに乗りたくなって(笑)」1/1ミニカーのノリで、明るくポップな1台|1994年式 サニー トラックロング|チーム カミナリブロス Vol.5

スズキラパンの純正色を使ってオールペイント。ドアミラーは60年代のシボレーカマロ用、プレスラインに沿ってアルミテープでモールを作り、ハイテックスタイルを気取るUSカスタムらしい芸も披露。

       
サニーをUSスタイルで楽しむ、意外性のチーム「カミナリブロス」を直撃!

今回は全国にまたがって活動しているチームにスポットライトを当ててみたい。チームの名前は「カミナリブロス」。神奈川、埼玉の関東勢を中心に、静岡、兵庫にまでメンバーが存在。B110系を中心に、FRサニーをアメリカンスタイルで楽しむという前例の少ないパターンを極める、ノリのいい仲間たちだ!

【チーム カミナリブロス Vol.5】【4】から続く

1994年式 サニー トラックロング

【画像55枚】たったそれだけのことでハイテックな雰囲気が得られる、リブにアルミテープを貼ったベッドなど

 オーナーは趣味のミニカー集めが高じ、「リアタイヤが太くて大きい、ホットウィールみたいなクルマに乗りたくなって(笑)」、14年前にサニトラを購入したという。内装にはムーンアイズのパーツを積極的に使い、ボディカラーも含め、明るくポップな仕上がりに。ソレックスツインのおかげで、「乗ってて気持ちいい」と、今なおサニーにゾッコンだ。




角形2灯ライトをマーシャルの丸形2灯へとチェンジ。ボディ同色塗りバンパーに輸出用バンパーレンズ、USディーラーもののナンバーフレーム&ライセンスプレートと、ディテールのフィニッシュも抜かりない。





グランツステアリング、ビリヤードのシフトノブ、スケボーホイールのウインドークランク、自作ステッカーボムなどで華やかな印象の室内に。シートカバーはサウスコーポレーション製。クーラーやJBLスピーカーもあり、ひょっとして快適性はメンバーの中で一番かも?   オーディオは近々キッカーに変更予定。





110サニーやサニトラで活躍したA12型エンジンは、70年のデビュー以降働き続け、94年まで現役だった。その94年最終モデルがベース。強化オルタネーター、プラグコードなどの変更はあるものの、「壊れない程度にイジる」というオーナーのプランどおりの仕上がりとなっていた。



【6】に続く

初出:ノスタルジックスピード 2016年11月号 Vol.011(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

チーム カミナリブロス(全6記事)

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Photo : RYUUSEI WATABE/渡部竜征 Text : AKIO SATO/佐藤明夫

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