当時モノのイタリア製ウエーバーが吠える! プライベートでサーキット走行を楽しむための1台|L28改 72年式 日産 スカイライン HT 2000 GT Vol.3

       
ハコスカをフルワークス仕様に仕上げたのは、2013年6月頃。

「確か、JCCA筑波ミーティングサマーの直前に完成して、7月7日のジャパンランに参加しました」とオーナーの海老原さん。当時のワークス仕様のスタイルやカラーリングを踏襲しているが、レースに参戦するためではなく、あくまでプライベートでサーキット走行を楽しむための1台。しかも、旧車仲間の中には同じようにワークス仕様を目指す熱心なオーナーもいて、パドックには海老原さんの青/白のほか、赤/白、緑/白など、当時の日産ワークスが勢揃い。ハコスカ好きにはたまらない光景が広がっている。



特に青/白の国光カラーの人気は高く、完成度の高い海老原さんのハコスカのまわりには、カメラを構えた観客の姿が多かったようだ。



ハコスカレーシングの中でも、おそらく一番思い入れが強いと思われるのが青/白のカラーリング。72年3月の「富士300キロスピードレース」において、豪雨の中トップでチェッカー受けた高橋国光が50勝目を達成した時のカラーだ。



キャブは貴重な当時モノのイタリア製ウエーバー48DCO/SPを装着。



トランク内の右側には、FJ20型用の燃料ポンプ、コレクタータンクを設置。純正の燃料系統は、燃料タンクからキャブへ送るのみのため、リターンを追加して適正な燃圧に調整している。


掲載:Nostalgic SPEED vol.004 2014年 07月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo: Motosuke Fujii(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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