「出合いは偶然だった」本命ジャパンから4枚RSに心変わり|日産 スカイライン 2000 ターボ RS-X Vol.3

       
「今までたくさんのクルマに乗ってきましたが、パーツを付けてしまえばなんとなく終わってしまった気分でした。でもこのクルマは違います。いろいろと手を加えましたが、その後、磨いているだけでも、私を満足させてくれます」と語るオーナーの金子剛さん。

 最初はスカイライン・ジャパンを探していたが、このスカイライン2000ターボRSに出合う。赤黒のツートンで4枚ドアだったことに引かれ、スカイライン・ジャパンの代わりに購入を決めた。もし、他の仕様だったら買わなかったかもしれないという。偶然の出合いだった。

 手に入れてからはタービンをはじめ、細かい部品交換に追われた。また、ボカシ入りのフロントウインドーなど、カスタマイズにはこだわりを持って取り組んでいる。自身のクルマに仕上げ、楽しんでいる様子。

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 R30スカイラインのおかげで仲間も増えた。月に一度は集まり、何をするともなく話し込んだり、お互いのクルマを見たりしている。そんな仲間たちに助けられることも多い、パーツで困っている人や、クルマに不具合がでたら、みんなの知識と経験で解決してしまう。

「自分もエンジンの調子が悪く、ディーラーでも直せない時、仲間に助けられました。故障探求からパーツまで、仲間あってのDRライフと言っても過言ではないですよ」

 4枚ドアを選んだ理由は家族のためでもあった。週末は家族も乗るので、足は少し柔らかめにセッティング。ダンス教室に連れて行くという娘もお気に入りのクルマ。将来のオーナーに立候補しているという。




超薄型ヘッドランプと大きくフロントに回り込んだボンネットフードを装着。
空気流入を大型エアダムスカートで補う大胆なデザインがクルマ好きの心をつかんだ。



当時の定番ホイールといえるSSRのゴールドメッシュ。前後には車高調サスを組み込む。



オーバーヘッド部にマップライトとコーションランプが付く。



タービンユニットはエキマニ直下にあり、加圧された空気は黒いダクトを通って助手席側からエンジンをぐるりと回ってインジェクションに到達する。

掲載:ハチマルヒーロー 2010年 05月号 vol.13(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Satoshi Kamimura/神村 聖

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