インタークーラーを手したスカイライン|日産 スカイライン 2000 ターボ RS-X Vol.2

エアダムの助手席側下部にインタークーラー用のダクトが追加されている。

       
そして、同83年8月にはマイナーチェンジでフロントの意匠が大きく変更される。ヘッドランプは薄くなり、ボンネットがフロント側に回り込んで、グリル部を覆う。「鉄仮面」と呼ばれるフロントマスクの登場だった。

 鉄仮面を得たスカイライン2000ターボRSは翌84年2月にインタークーラーを搭載。進化を続け、さらに頂点へと突き進んでいくことになる。
 スカイラインという名に込められた、最高であることの使命を果たすため、斬新なデザイン、進化するエンジンはその極みに達しようとしていた。



サーキットで活躍していたスカイラインはさらに進化した。

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メーター脇に追加されているのはターボ用のブーストメーター。


もともと高いスポーツ性能を備えていたFJ20E型にターボチャージャーを組み込んでいる。タービンユニットはエキマニ直下にあり、加圧された空気は黒いダクトを通って助手席側からエンジンをぐるりと回ってインジェクションに到達する。インジェクション部にある「TURBO」の文字がターボの証し。



掲載:ハチマルヒーロー 2010年 05月号 vol.13(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Satoshi Kamimura/神村 聖

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