【三菱 エテルナ 2.0DOHCターボ ZR-4 vol.2】
三菱がこのような戦略を取った理由、それはライフスタイルとカーライフの変化・多様化に対応するためだ。当時の日本は、週休2日制が広く浸透し始めたことで余暇時間が拡大。
日常生活だけでなく、それまで以上にレジャーにクルマを使用するカーライフへとシフトしていた。そこでセダンのフォーマルさとワゴンの実用性を併せ持った5ドアハッチバックセダンという新ジャンルが誕生したのだ。
エテルナのボディは、ベースのギャランのリア部分をトランクゲートにしただけではない。ギャランと共通なのはボンネットおよびフロントフェンダーまで。Aピラー以降は専用デザインなのだ。
フロントガラスの傾斜は緩くなり、ルーフは後端が絞り込まれている。リアセクションは大きなハッチバック形状となり、コンビランプのデザインも異なる。そのため、車両型式だけで(ギャランとエテルナは同じ)量販店で部品を発注すると、「付かない……」なんていうトラブルもあるそうだ。
5ドア化による実用性も見所で、後席のトリプル・ファンクション・システムを新開発。これはダブルフォールディング式の6対4分割可倒、収納式センターアームレスト、リトラクタブルヘッドレストという3つの機能を備えた後席で、居住性とユーティリティー性を高めている。
【画像20枚】海外向けに変更されたリアガーニッシュ。通常は「ETERNA」だが「GALANT」になっている。また、ZR-4は標準でリアスポイラーが付くが、これは外している。ホイールサイズとともに、オーナー好みのデザインスケッチに近づけるため>>5ドア化による実用性も見所で、後席のトリプル・ファンクション・システムを新開発。これはダブルフォールディング式の6対4分割可倒、収納式センターアームレスト、リトラクタブルヘッドレストという3つの機能を備えた後席で、居住性とユーティリティー性を高めている。
>>純正サイズは15インチだが、レイズのTE37で18インチにアップ。サスペンションはビルシュタインの車高調でローダウン
【3】へ続く初出:ハチマルヒーロー2017年1月号 vol.39
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
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