唯一無二ともいえる存在感。トラストブルーに彩られたエキマニは、ほかではお目に掛かれない。30年以上前にチューニングカー界を席巻したトラストのTRシリーズだ。ファンの期待にこたえ、ついに名作マニがよみがえっているのを知ってるだろうか?
【 GReddy. TRエキゾーストマニホールド】
エンジン特性に影響を与えるエキゾーストマニホールド。たかが金属パイプといってしまえばそれまでだが、その太さや長さ、集合のさせ方などで、パワーやフィーリングが意外なほどに変化するのだから面白い。
コバルトブルーの結晶塗装で仕上げられたトラストのエキゾーストマニホールド。TRシリーズといえば、性能を最優先させた競技用モデルとして、硬派なイメージを持っているひとも少なくないのではなかろうか。
性能よりも環境性能が優先されるという時代の流れもあって、昨今ではTRシリーズのラインナップは減少の一途をたどっていた。旧車用の主要モデルがひと知れず廃盤となっていたのだ。
しかし、その一方で、間違いない性能を発揮するTRエキゾーストの復刻を求める声は少なからずあった。
「昔、愛車に付けていたトラストのエキマニをもう一度装着したい」
そうした熱いリクエストにこたえる形で、まずはトヨタ車用から復活。
「20年以上前とまったく同じ仕様で復刻します。パイプの太さやレイアウトはもちろん、材質もまずはスチール材から設定。実は、ステンレス材を使った方がコストは抑えられますが、昔ながらのスチール管が欲しいというご要望が多いので、それにこたえることしました」。
当時はエンジンベンチを駆使しながらテスト&トライを繰り返して、最適なスペックを導き出していたという。そして伝統のトラストブルーも踏襲されるのも、ファンにとってはたまらないポイントといえる。
>>【画像12枚】美しいRを描くエキマニなど>> 同じトヨタ車用でもレイアウトはまったく異なるのが分かる。エンジンベンチテストやレースへの実戦投入を通じて、鍛え上げられた至高のエキマニといえるのだ。
>> TRエキマニの象徴ともいえるトラストブルーの耐熱塗装。補修用スプレーも用意されるので剥がれてしまっても安心。十分な厚みを持たせたフランジなどしっかりとした造りなので末長く愛用できる。
Shop Information/今後は旧車用パーツにも力が入る!日本を代表するチューニングメーカーGReddyブランドを展開し、世界中のチューニングフリークから支持を集めるトラスト。新型車用パーツのみならず、今後は旧車向けパーツの開発にも力を入れていくという。その第一弾が要望の多かったTRエキマニの復刻というわけだ。マフラーをはじめ、惜しまれつつ廃盤となったアイテムはまだまだある。今後の動向にも期待したい!
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