【ガワは180SXだけど中身はほぼS15!!】S15用の車高調移植のための壮絶カサ上げなど、低さはもちろん、実戦重視のアプローチが光る180SX

エンジンを含め、中身はほぼS15となる180SX

       
ロケバニ・ワンエイティのガワを着たS15!! 走るためのモディファイがそのままショーアップに!

【画像8枚】低さでなく、長ストロークのS15用車高調移植のために壮絶カサ上げしたトランクルーム、S15スペックRとスパイダーフェンダーの妙、S15を移植したダッシュまわりなど、気になるモディファイの内容はココをチェック!!

ビビッドなランボグリーンと、ロケットバニーのオバフェンフォルムが目に飛び込んでくる180SX。

ドリフト派生のGT系スタンスとしてまさに直球ノリだが、アーチ上げで前後アウトセットのマイスター18インチの極太リムをスペーサーなしで収めた足元や、バンパーレスのリアビューが単なるカッコ重視と異なる実戦重視のアプローチを主張。

かの東北仕様を彷彿させるサンルーフ後付けや、ファストバックボディを引き締めた黒塗りルーフも本気のJDMレーサーとして訴求力に満ちたルックスを担う。

S15シルビア用の可変バルブ版に換装されたSR20ターボが載るエンジンベイも、トヨタbBグリーンの別色ペイントに加え、ぶった切りでのインナーフェンダー上げも、スパイダーネット風にカサ上げフェンダーを造形するなど、“走る・魅せる”を両立させるクリーンな手数攻めが目を見張る。

黒革のフルバケとグリップロイヤルのステアリングを備えた室内も、何気にダッシュ一式がS15シルビア用をシレッと移植しているのにもギャフン!!

が、そんなのは、コイツのS15中身スワップは序の口メニューで、足回りは車高調やニスモの社外アームのほか、クロスメンバーもS15シルビア用を移植済み。

といっても、リアストラットの長さは両車で大きく異なるため、ボルトオンなワケもなく、マルチリンクのリアサス周辺のシャーシはストローク長の長いS15ストラットに合わせてフロアをメタルワークで作り替えている。

ビジュアル両立の秀逸な作りはもちろん、走りのFRスポーティとして理に適ったアップデートカスタムへの志高き思想もリスペクト指数大!

180SXのエボリューションスタイルとして、海外のドリフトクレイジーをもトリコにするのは確実だ!!





>>S15のダッシュ&コンソールを丸ごと移植したコクピット。ロールバーとリアルレザー張りのフルバケとGRIP ROYALのステアリングでスパルタンに仕上げている。メーターももちろんS15のモノだ。




>>180SX(S13)に比べ、ケース長も長く、ストロークを稼げるS15のリア用車高調を投入するため、ショックマウントを大幅にカサ上げ。補強も兼ね、よりスパルタンなアイキャッチをトランクルームでアピールしている。バケット裏の旭日旗ペイントもキテる!!


>>ワイトレを一切かまさず、オフセットで攻めたWORKマイスター18インチは、フロント11JのOUT9、リアに到っては12JのOUT45という驚愕のスペックを誇る。アウターリムをポリッシュし、それ以外はグリーン&フレークに仕上げている。


>>250PSのカタログスペックを誇るS15用spec-R(SR20DET)に換装され、さらにHKS製GTRSタービンを装着。エンジンルームはbB純正色に彩られている。シャコタンとストローク量を稼ぐためかさ上げされたインナーフェンダーは鉄丸棒でスパイダーデザインとしている。


>>リアバンパーレス+ロケットバニーのボディキットで“走り”を強くアピール。ボディカラーはランボルギーニ純正色。クスコとニスモのアームを駆使した前後の車高調も、もちろんS15用だ。リアにいたってはメンバーまでS15用に変更済み。


>>ベース車両の180SXのエンジンをS15用spec-R(SR20DET)に換装し、足回りなどはもちろん、インテリアまでS15用をインストール! 180SXの皮をかぶったS15の誕生となった。

【画像8枚】低さでなく、長ストロークのS15用車高調移植のために壮絶カサ上げしたトランクルーム、S15スペックRとスパイダーフェンダーの妙、S15を移植したダッシュまわりなど、気になるモディファイの内容はココをチェック!!


『カスタムCAR』2016年6月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:180SX
SOURCE:NO LIMIT

PHOTO/是本信高

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