【日本じゃ見かけぬ!? ハンサムマスク☆】まさかのアキュラTLXを顔面移植しちゃったRB3オデッセイ!

唯我独尊! やりすぎドシャコフォルムに仕上がったRB3オデッセイ

       
アキュラのフェイス移植と
やりすぎドシャコで登場!!

【画像10枚】日本未発売のセダン顔の移植だけじゃない! 激低車高も見どころなオデッセイの全貌はココを見よ!

美しいスタイリングと激ヤバ車高が1つにまとまった、圧巻すぎる4代目RB3オデッセイ。

まず気になって気になってモジモジしちゃうのが、ひと目で違いがバレバレなイケメンフェイスだ。
’14年から発売されたアキュラTLXから拝借してきたブツなんだけど、日本未発売車のため、あんまし見たことない顔。
そして、RB3オデッセイが’14 年までの発売なので、ひょっとしマイチェンで’14年からこの顔になってたんじゃね? と妄想できちゃうこと。
以上の2点から、オデッセイ大好きっ子ちゃんたちの間でザワザワしまくりの案件なのだ。

この顔に合わせてバランスを整えたサイドのプレスラインとかアウディ純正のグレイシアホワイトで塗ったボディとマッチさせれば、旧型和製ミニバンの域から逸脱する高貴な全身エステの完成と相成る。

で、以上の外観とはウラハラに、車高は「こ、これでナマ足なの……?」と絶句するほど低い。
ここまでの低さに到達するには、車高調だぁーのアームだぁーののチカラだけでは不可。
ボディとメンバーの間で振動を和らげてくれるブッシュは全部外してゴミ箱へポイっ。
さらに、ブッシュのマウントもスパッとカットするわ、メンバーの取り付け位置も変えちゃうわで、フロントメンバーの10cm上げに成功だ。

リアもアーム加工はデフォルトで、アーム取り付け位置の短縮やらでフロントと低さの足並みをそろえる。
もともとオデッセイのサイドステップとフレームの高さはほぼ同じだから、フレーム着地スレスレまで車高を落とせば、自動的にサイドステップも地面スレスレへと導かれる段取りだ。

オデッセイを前にオーナーがアツく語ってくれた。
「リメイクするのに3年かかりました。ボクは平成元年生まれなんですけど、すべてを賭けて作ったオデッセイを理想の形にすることができて、ホントよかったっス~」の言葉には、真実成分しか含まれていないっ!!



>>お目にかかったことがないのは当然で、この顔、2014年から北米と中国でリリースされたアキュラTLXのマスクなのです!「日本で知られてないから」って、選択のワケは明快だ(笑)。車幅が違うぶんだけ、バンパーやフェンダーを膨らませたりと、ひと筋縄じゃいかない苦労もあったとのこと。


>>ラジエーターコアサポートから前は、加工して固定のための骨組みを作っている。


>>実は、外装よりも先に手がけていたのが内装。セーラームーンを意識して白/青/赤のカラーリングに挑むも、「なんかドラえもんっぽさが強いかも……」と、100%の完成度には達していないとのこと。


>>ラゲッジルームの床をぶった切ってアクリル板をハメているので、リアサスとマフラーの作り込みがモロ見えなラゲッジルーム。


>>リアアンダーは純正バンパーをベースに、BMWなんかを参考にしたシンプルなれどスポーティな造形に変更済み。これ見よがしなオーバーフェンダーではなく、自然な造形でのワイドボディ化に成功している。さらに、ほぼほぼ気付かれないポイントがサイドのプレスラインで、ホントはリアドアから後ろにしかないモノを一気にフロントまで延ばしきっているのだ。


>>フェンダーの出幅はフロント:5cm、リア:8cm。アーチ上げの量はタイヤに合わせて作っているので、未計測とのこと。作り変えることになった耳は 「薄くてキレイ」と、オーナーがビビッときたアウディA5の幅を参考にしたそう。フタケタの度数を軽く突破するであろうキャンバー角を持つ。



>>10年以上前、名前のとおりにバズったクレンツェ・バズレイアのサイズは、19×10.5J OUT35/12.5J OUT98(50mmスペーサー入り)。BBSプリマドンナを彷彿させる白スポーク/赤エンブレム/金ピアスのコーデを採用するが、もちろんこれってカタログにはない仕様。メーカーにオーダーしてワンオフしてもらった個性派なのですヨ。タイヤは225/35と275/30をアウトリップなくらい引っ張って履いている。




>>シャンパンゴールドでペイントされている部分がフロントのメンバー。「メンバーと地面の間の距離は、コブシ1コ分!」を目標に掲げ、メンバーとボディの間にあるブッシュは1つ残らずブン投げて、その取り付け部分の出っ張りまでも容赦なくカットしていく。オデッセイは低重心がウリのクルマだったので、もともと低い位置にあったエンジンを逆に上げてクリアランスを稼いだという、ホンダのエンジニアも驚く技術を見せてくれている。



>>リア足もロワアームの付け根をカットして、地面とのヒットを防ぐ策をとる。盛り込んだパーツはカズサスのスタビに、ティーディメンドのアッパーなどだ。車高調はティーディメンドとエアドライブのコラボモデルで、赤紫のカラーリングがコラボの証。デフォルトのバネは28/30kgらしいが、足を動かないようにする目的から50/70kgと、硬いヤツにスイッチしている。曲がりくねったアートなマフラーの先っちょはポルシェを意識した楕円形だったりして。


>>ワゴンに寄せたカンジがする低めのプロポーションで、ミニバンの背高感を敬遠するオーナーたちの支持を集めたRB3/4オデッセイ。日本未発売のセダン顔に移植したフェイスと、フェンダー&キャンバー&アウトリップが造形するフォルムが圧巻だ。


『カスタムCAR』2019年5月号掲載
(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
BASE CAR:オデッセイ(RB3)/2009年型
SOURCE:AUTO BODY Y、AUTO WORK’S R、HAL-ASHI、ヤマモトワークス

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