気軽に遊び倒せる4インチリフトアップ軽トラ!!

       
安価なプライスにシンプルな構造というメリットから、このところ急激に増殖し始めている軽トラカスタム。中でもリフトアップの注目度は高く、カーショー会場ではオーナーカーもちょくちょく見かけるほどになってきた。こ〜なってくると、ショップとしても黙っていられない! プロならではのアイデアとセンスを駆使して、さらに数段上のカスタムを披露してやろうってな感じで、対抗意識に火が着いちゃうわけだ。

京都のカースタイルが製作したアゲトラ第3弾となるこのキャリイ。4WDをベースに、オリジナルのリフトアップキットを使用して、4インチのリフトアップを敢行。コレに合わせて足元にはVWポロ純正14インチホイール+マキシスのブロックタイヤをセット。やっぱり実際に走らせて遊ぶなら純正テッチンの強度は必須。あとは6.5Jのリム幅もあって、ポロ純正をチョイスしたってワケ。もちろんノーマルボディでははみ出しちゃうから、ハロースペシャルのオーバーフェンダーで道交法もバッチリクリア! 見た目もマッチョだぜ!

コレだけでも十分イカしているのに、そこにプラスするのはワンオフ製作したバンパー類。特にフロントバンパーはグリルガードと一体化した堅牢なデザインで、このままブッシュに突っ込んだって無傷でいられそうなタフな作りがウリ。さらにノーマルでは存在しないリアバンパーもフレームマウントで追加。ハードに使ってもへこたれない強靭さと、強烈なアイキャッチがタダモノでない。

ジムニーショップという表の顔を包み隠さず、さらには持てる力をフルにぶち込むことで、本格クロカン軽トラに生まれ変わったキャリイ。ショップのホンキが炸裂すると、ここまで “遊び倒せる”軽トラが誕生するってわけだ!

写真11点>>4インチリフトアップの軽トラの詳細はコチラ!


>>ATV用ホイールとは違い、耐荷重や衝撃にも強いテッチンホイールが実用性ナンバーワン。そこに組み合わせるのはマキシスのATV用タイヤをチョイス。実用性と安全性をしっかりと確保しているってわけだ。



>>フロントセクションはストラットに組むアダプターとメンバーを下げるスペーサーをセット。4インチになるとステアリングシャフトの延長なども必要になってくるので……DIYではちとキツイかも?


>>リアはリフトアップ用のロングシャックルにブロックの組み合せ。これによってフェンダーとのクリアランスが確保できるから、インチアップやハイトのあるオフロードタイヤだって余裕で履けちゃうのだ。


>>太いタイヤを必要としない軽トラなだけに、タイヤのセッティングによってははみ出してしまう。そんな時に便利なのがオーバーフェンダー。リベット留めのデザインはクロカンテイストにもビシッと決まるぞ!


>>リアバンパーもフレームマウントを新設して取り付け。見た目だけじゃなく、バンパーとしての機能をしっかりと果たす実用性は、普段使いの軽トラでもあると便利な装備。


>>スポットライトを固定するマウントも、バンパー同様のパイプで製作。ライト本体はジムニーなどにも使用するLED製。4灯あればかなり広範囲まで照らすことができるとか。


>>デモカーのためだけに作られたバンパーは見るからにゴツい印象だけど、実際にクロカンにも使用される素材を使ってフレームにマウントしているから、その品質は見た目以上のポテンシャルがある。


>>スバルXV純正色のデザートカーキにつや消しブラックを合わせることで、軽トラの安っぽさを微塵にも感じさせないルックスをゲット。ベッドのステンシルの効果もあって、ミリタリーテイストをアピールする!




カスタムCAR2013年5月号掲載
BASE CAR:スズキ・キャリイ 2003年型
SOURCE:カースタイル

PHOTO/南井浩孝

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