この違和感、気づけたアナタはマニア認定? ワン&オンリーなスカイラインの正体とは!?

       

前から見るとV37スカイライン、しかし後ろ姿は35GT-R??

このクルマを見ると思わずスマホでV37スカイラインをググりたくなる。そんな1台の正体は、V35スカイラインクーペ。
オーナーは37セダンのボンネットやライトをオークションとかでコツコツ集めて、フルで交換。
本物のセダンとクーペでは、あちこち顔の造形が違ってるんだけど、そんなことは“屁でもない”くらいに37クーペムードが満点に仕立てているのだ。



で、このままテールに37セダン用を移植すれば万々歳の化けカスタムとなるのだが、
フロントフェンダーあたりから雲行きが怪しくなってくる。
フェンダーにあるのは、37にはあるハズのないタテ型のダクト。そのまま視線をリアにもってくと、ウギャーッ!
予想に反して、ケツはR35GT—R様になっているではありませんか!



>>ディティールを見る

「37クーペ(海外ではインフィニティQ60って名前)を、メーカーの発売前に作りたかったってのが、フェイススワップをやろうと思った理由です。テールは、35スカイラインがR35GT—Rの開発のベースになったっていう歴史的事実を辿って、フロントフェンダーとリアにGT—Rパーツを組めるハズって考えたから(オーナー談))」。解説を聞いて改めて実車を見ると、単なる顔化けじゃなく、35クーペを基に違う道を歩んだ37スカイラインとR35GT—R、2台を奇跡的にコラボさせたドラマにウルウルすること必至! 誰もを惑わす35クーペの変化ワザ、もはや神ってるぅ〜っ!



【『カスタムCAR』2017年1月号掲載】

BASE CAR:スカイライン 2003年型

PHOTO/南井浩孝

RECOMMENDED

RELATED