軽トラで魅せるリアルなUSワーキングスタイル

       
フルフレーム&RRレイアウトのサンバートラックは、なんと10インチリフトアップ! キットとして販売している3インチブロックとは別に、新たにブロックキットを製作してのボディリフトは、フルフレームのサンバーならではの手法。もちろんハーネスやステアリングシャフトの延長など、10インチアップ化に必要な作業は3インチアップと比較すると大幅に増加。この辺りもアメ車のリフトアップで培ったノウハウをフル投入し、ハードな使用にも対応するホンモノのリフトアップに仕上げられている。

加えて今回はトラックがベースということもあり、使い勝手を追求した作り。ベッドにトラックラックまで製作する凝りようには本気を感じずにはいられない。デザイン的にはアメリカで人気の“SureFit”をモチーフに、アールの付け方から溶接まで元ネタとは比較にならないファインクオリティ!

ボディは潔いブラック&レタリング。悪路でトコトン使い倒すことをコンセプトに、ビーチパトロールをイメージ。足元にはお約束のATV用ホイールをチョイスしながら、PIT BULLのタイヤにホンモノのビードロックをかませて本気のオフ仕様を完成。

ノリで始まったと思われたサンバープロジェクトは、気がつけばどんどんエスカレート。チープなベースと広がる可能性が、ハーディーズの遊び心に火を付けちゃったというワケ。もちろん見た目だけではなく、完全車検対応&走れる実用スペックを両立。そんでもってリアルなUSカスタムのエキスパートが作ってるってワケで間違いないナシです!


【画像8点】USワーキングスタイルな軽トラの詳細!



>>基本はフツーの軽トラなんで、これまたフツーの幌キットなんかを装着してもOK! 公道仕様のホイールに換えれば仕事にもバッチリ役立つ。ちなみにこのサンバーは、赤帽仕様なのでもちろんエンジンも特別製で耐久性もバッチリだ!



>>ホイールは本格的なビードロック装着のSSV(サイド・バイ・サイド・ビークル)用14×7JのITPとPIT BULLのオフロードタイヤをチョイス。ビーチなどの砂地でも余裕の走りをアピールだ!



>>ハーディーズオリジナルの10インチリフトアップキット(ショックブーツで隠れてます)でUSトラックよろしくボディリフトアップ。これにともないラジエーターやシフトリンケージなどの移設、各種配線延長なども実施する。




>>今回のコンセプトは働くビーチパトロールカーなので、パドルボートやワンオフの極太タイヤ・ビーチクルーザー、さらに専用ホルダーを作って、USのワーカー御用達のウォータージャグなんかを装備! リアルな雰囲気が◎ 



サンバートラックはフルフレーム車なので、USトラックと同じボディリフトアップが容易に楽しめるのがミソ。今回はベッド部分にオリジナルのトラックラックを装着しリアルなUSスタイルをアピール! 実用性もかなり高いぞ!



【『カスタムCAR 2013年2月号掲載』】

BASE CAR:サンバートラック 2005年型

ハーディーズ

PHOTO/ノグチケイスケ

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