一番機 巧みなステンレスワークでモダンなデコトラダンプを形成

仕事上の細かなキズが目立たないように選んだという400番のステンレスを縦横に組み合わせてボディパートにアクセントをプラス。

       


あえて番手を抑えた鏡面ステンレス素材をボディ回りに組み合わせることで、デザイン性とキズに強い実用性を両得した一番機。プロテクターを筆頭に、ベッセル下にもマーカーを散りばめるなど、華やかさも十分に演出されたファインダンプだ。注目のプロテクトップは、最上段に角おこしパイプでアレンジしたマーカーハチ巻きをセットし、その下に大型ステンレスボックスを設置。サイドには、クルマ全体を通してテーマとなっている星マークをワンポイントであしらい個性をアピールしている。

そこから続くロケット、バイザー、ミラーステーも、味わい豊かなデザインが並ぶ。バイザーは2段構造に加えマーカーセクションを1段プラス。ミラーステーは通常サイドバンパーなどに使われる長方形の角パイプを見事にアレンジした点がユニークだ。

異彩を放つトップパートに対し、迫力を生み出しているのが56cmの厚さを誇り、張り出し量もド迫力のラッセル戻しバンパー。中央にセットされた3発の筒出しには、ストロボライトを装備し、ナイトシーンで威力を発揮する。油圧可動により現場でのヒットを回避することに成功している点も見逃せないポイントだ。

【写真6点】番手を抑えた鏡面ステンレスで築く機能美仕様。

カミオン2012年11月号トップアートをもとに再構成

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