ユーロスタイル オランダの名門カンパニーが新たに製作したボルボFH

ペイントが最も目立つキャブバック。鏡面素材を使用したソケットホルダーには社名をペイント。踊り場の縞板は凸部のみ素地をみせるペイント手法が使われる。

       


オランダで行われるトラックスターフェスティバルとは、2000台以上のトラックと5万人以上の集客を果たす欧州最大のトラックイベントのこと。これから紹介するのは、2019年編。8つに分かれるカテゴリーから投票によって選ばれた各受賞車を紹介していこう。海上コンテナ部門1位と最も美しいトラック部門3位入賞を果たしたのは真紅のボルボ。

’18年のトラックスター・フェスティバルで「最も美しいトラック」賞1、2位を独占したオランダの名門カンパニー「Weeda」の最新作が、海上コンテナ部門1位と最も美しいトラック3位入賞を果たした。

’18年11月に納車されたばかりのボルボFHをベースにし、赤塗りのキャブにシルバーでラインを入れたカンパニーデザインを踏襲。ブルバーやイエローフォグランプ、別体タイプのサインボードにフォグランプなど、全体的な雰囲気も同社の他トラックとそろえられている。

もっとも変わっているのはブラシペイント。アメリカの新作人気ドラマ「MayansM.C.」をテーマにしたブラシ絵がボディ各所に描かれ、モノトーンで仕立てられた室内にもドラマ名のロゴをあしらう。

Weedaの車両はそれぞれが有名なドラマをテーマにしており、今回のFHも同社の流儀にきっちりと沿って製作されているのがわかる。伝統と新しいものを調和させる同社らしい新たな名車が誕生した。

各所の写真7枚

ユーロスタイル・トラックス(2020年2月1日発行)をもとに再構成。

なおユーロスタイル・トラックス最新号は2023年夏に発売予定!

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