【車室を彩るインテリア】見慣れたインテリアじゃ飽きない?リビングのようなイメージのアイテム達を紹介。

協力:クラフトプラス

       
自宅同様、車室はリラックスできるプライベート空間。だからこそ見た目も美しく快適に、というのは誰しもの思い。「部屋でのくつろぎタイム」そんなイメージを具現化する車室インテリア・アイテムを今ここに。



心地よい手触りと安心感 くつろぎと幸せを感じる内装を

「ここらへんでチルしない?」

いつもの場所で待ち合わせ、高速に乗ること1時間。フロントガラス越しには色とりどりに染まった山々が見えてきた。清流沿いの細い道を走っていると、心地よい日だまりを見つけた。

「ここで特製コーヒー、飲もうよ」



週末になると、どこかに行きたいと言ってくるようになった彼女。きっかけは、クルマの室内の模様替えだった。彼女を喜ばせようと、好みのブラウン系、それもこの冬流行りのコーデュロイと同系色のツヤありレザーでコーディネイトすることにした。コーデュロイを使っているパーツは初めてだったので、正直どうなるか不安だったけれど、見た目以上に心地よい手触りと使い勝手を考えたデザインが気に入った。そのスタイルは彼女のツボにもはまったのか、週末には一緒にどこかに行くというのがお決まりになった。

「家にこんなリビングがあったらいいなぁ。これってブルックリンスタイルっていうんでしょ? ワタシ、’70年代のヴィンテージな感じが好きなの」



運転席と助手席の周りはもちろん、後ろに座っても楽しめるシート背面のポケットやベルト風のデザインなど、随所に遊び心が見えてくるところが僕的には気に入っている。

 清流から水を汲んできて、ガスバーナーでお湯を沸かす。キャンプ用のパーコレーターにフィルターを置き、お気に入りの豆でコーヒーを淹れる。彼女はリアシートに座り、オットマンに足を載せてくつろいでいる。



 その瞬間、ふと思った。

 なんだろう、なんだか懐かしくてホッとする感じは。インテリアメイクしただけなのに、こんなにも心地よくゆったりとした気持ちになれるなんて。

 ひょっとしたら、シアワセってヤツは予想外なところからやってくるのかもしれない。彼女を横に、そんな確信めいたものを感じた。

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>>ウッド製のシフトノブやアシストグリップも雰囲気を高めるアイテムとして、注目したい。



>>コーデュロイの生地とキャメルレザーの相性がバッチリ。肘置きとセンタートレイ、ドリンク&スマホホルダーを備えるセンターコンソールボックス、ステージ2(ワイド用)は、純正コンソールとの交換タイプ。大容量収納スペースもあり、ドライバーにとってはうれしいかぎり。


初出:OUTDOOR あそびーくるBOOK 2019年 Vol.03

(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

Base Car:2014年型 ハイエース・ワゴンGLワイド
協力:クラフトプラス

文 / 岡本晃 写真 / 伊勢馬場健次

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