240Z以前にアメリカを魅了したビッグ・ヒーレー 3

横田館長に託されたビッグ・ヒーレー

 今回の主役となったオースチン・ヒーレー100‐6は、このモデルとしては最終型に相当する59年式。オーナーは前回のパナール・ディナと同じく「伊香保おもちゃと人形 自動車博物館」の館長、今や日本を代表する自動車コレクターの一人としても認知されている横田正弘さんである。

 横田館長から伺ったところによると、このビッグ・ヒーレーを昨年まで所有していたのは、さる民間航空会社に勤務する元国際線パイロットだったとのこと。フライトで英国を訪れる機会も多かったことから、自らの足でパーツなどを揃え、コツコツとメンテナンスとドライブを楽しんでいたという。

 しかし前オーナーは寄る年波から、操作系などもかなり重いこのクルマを乗ることが厳しくなってきたと判断。長らく愛してきたヒーレーを横田館長に託したというのである。

 これまであまり表舞台に出ることになかったこの個体が、今後イベント参加や展示などで気軽に見られるようになることを期待したいところだ。

1959 AUSTIN HEALEY 100-6
●全長×全幅×全高(mm) 4000×1524×1270
●ホイールベース(mm) 2337
●車両重量(kg) 1125
●エンジン種類 直列6気筒OHV 4ベアリング
●総排気量(cc) 2639
●最高出力(ps/rpm) 117
●最大トルク(kg-m/rpm) 20.6
●変速機 4速MT
●燃料タンク(L) 不明
●サスペンション前 独立懸架コイルスプリング
●サスペンション後 半楕円リーフスプリング
●ブレーキ形式 ドラム
●タイヤサイズ 不明







ノスタルジックヒーロー 2016年12月号 Vol.178(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Hiromi Takeda/武田公実 photo:Jyunichi Okumura/奥村純一

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