貴重なワークス最終エンジンを搭載!  高回転まで回すことで本領を発揮|GT-Rの神様が愛した 72年式レーシング2000GT-R 4

       
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プラグコードはセスナ用を流用


「サウンド・オブ・エンジン」でこのマシンをドライブしたGTドライバーの松田次生選手は、ご存じのとおりKPGC10オーナーでもある。

「ピックアップもよく、高回転まで軽々回るフィールや振動も少なく、不安な要素が全くありません。これからオークションに出品されるので、6000rpm程度に抑えて走りましたが、そこから上が本領発揮である素性は感じられました。僕のハコスカとは別次元の仕上がりで、次にオーナーになられる方が本当にうらやましいですね」と絶賛していた。

 本物のレーシングカーのボディにワークス直系のエンジンを搭載したKPGC10。車体のコンディションやその素性も明らか。今後、これ以上の個体が出てくることはないと断言できる。


デスビはワークス用だが、プラグコードはセスナ用を流用。渡辺さんは性能向上のために新しい試みを行っていた。プラグホールもレース仕様。



ワークスのルーカス用機械式タコメーターユニット。ベルトをかけてルーカスのポンプを駆動していた。



ワークス用フロントスポイラーは肉厚があり、中央に補強が入る。



ミッションは3分割の71Aで、オプション2がセットされている。かなりレシオがクロスしており、吹け上がりはかなり鋭い!



運転席はダッツンバケットシートを装着。シートベルトはTAKATA製の当時もの。パッドは腰にも入っている。助手席には軽量なカート用を装着していた。



当時のレース用オプションで、ストラットには54303-A220の刻印がある。



オイルパンは左右に張り出したワークス前期用のドライサンプ用がセットされる。



スプリングは標準とSUZUKA用と2種類を用意。ブレーキは定番のMK63キャリパーにφ280㎜ローターをセット。リアはフェアレディZ用のアルフィンドラムを流用。


ノスタルジックヒーロー  vol.197 2020年 02月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Shinichi Yamazaki/山崎 真一 photo:Motosuke Fujii/藤井 元輔

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