【1つめのトピック】クーラーやパワステの先にインジェクション化がある|スターロードの進化し続ける スーパーZ 2

現代のクルマと同じようにデイリーユースが可能


ただ、現状では「とりあえずインジェクション仕様にしただけで、セッティングはこれから煮詰めていく」とスターロードの井上正嗣代表。

しかし、細かなセッティングが決まればキャブ仕様では到達できない領域の使いやすさや乗りやすさを手に入れることができるはず。

そして、オリジナルのパワステキットやクーラーキットも装着しているので、現代のクルマと同じようにデイリーユースでも使え、なおかつS30Zの雰囲気を存分に味わえるというわけだ。

またオーナーは、「クーラーやパワステのような快適装備の先に、インジェクション化がある」と話しており、これがS30Zのひとつの完成型と考えているようだ。


 ただし、これまでの仕様でも「街乗りでも乗りづらさは感じない」と井上代表は話していたが、インジェクション化で生まれ変わったS30Zは、以前にも増して快適性が向上。スターロードが提唱する「無理なく旧車を楽しむ」ということを見事に具現化した、新たなチューニングメニューのひとつといえるのだ。



純正位置に装着されたタコメーターとセンターの3連メーターの追加メーターはデフィ製。スピードメーターはLEDバックライトタイプをワンオフで製作したものに変更されている。



センターコンソールにも追加メーターを装着。こちらはオートメーター製となる。



シートはレカロのスポーツスター・リミテッドエディションを左右ともに装着する。



当時のオプション品と同等デザインで、雰囲気を崩すことのないオリジナルのクーラーキットは、グローブボックス下に装着される。


Nostalgic SPEED vol.002 2013年 11月号 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

TEXT : KAZUYUKI KIUCHI/木内一行 PHOTO : AKIO HIRANO/平野 陽

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