日産車に4A-G型用Φ45mmスロットルを6連装 イマドキなS31 フェアレディZ 3

エアサスにトヨタ製エンジンスワップと、どこまでも既存の旧車チューンとは一線を画すこのクルマだが、その「ノリ」のよさはインテリアにもおよんでいる。ブラックトーンでまとめた、一見シンプルなインテリア。しかしシフトノブには、なんとスケボーのウィールが使われている。一見違和感がないが実は斬新なアイディアで、そして何よりこのクルマが持つ「ノリ」を、最も表しているパートといえるだろう。

 「旧車」は文字通り古いクルマだが、施すカスタム次第では最新の潮流へと乗ることもできる。このZは「スタンス」というカスタムと融合しつつ、アメリカのコピーに終わらない独自のテイストを加えたことで、他のどんなクルマも真似できない、存在感を手に入れることができた1台だ。


メーカーの垣根を越えてスワップされた2JZ型。ワンオフのプレートを張って配線を隠すなど、見た目も意識。ヘッドカバーはボディと同色で揃えられている。


4A-G型用のφ45㎜スロットルを6連装。4気筒用エンジンのパーツなので、1.5台分用意しなければいけない。



きれいに焼き色が入ったエキマニ。



エアーの配管が取り付けられたストラット部。


エアサスのコンプレッサーとタンクはトランクに設置。



フェンダー上にはワンオフされたキャッチタンクを設置。

Nostalgic SPEED vol.002 2013年 11月号 (記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:TAKAYOSHI SUZUKI/鈴木貴義 photo:AKIO HIRANO/平野陽

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