わずか8年、一世代限りでその歴史を閉じた 三菱 スタリオン 1

今なお人気の高いスタリオンだが、実は一世代でその歴史を終えた短命なクルマだった。1982年から90年、それがスタリオンに与えられたたった8年間のステージ。しかし、スタリオンにとっては十分な時間であったのだろう、その名を残すには……。

 ハードウェア中心であった時代からソフトウェアへの変遷。そのまっただ中にいたのがスタリオンだったのではないだろうか。機械的な力強さに、ソフト的なしなやかさ。いかつい顔つきながら、さらりと流れる風をかわすスマートな片鱗を見せる。オートエアコンにラグジュアリーなシートなど、とうていその戦闘的な外観からは想像することすらできない真の姿。これこそがハチマルな時代。



直線的なラインで構成されたエクステリアデザインながら、薄いバンパーやグリルなどの特徴的な形状でCD値0.35を実現。



ホイールはロンシャン。フロント8.5J×15、リア9J×15の組み合わせ。



NAで200psオーバーを目指したオーナーの努力の結晶がこのエンジン。φ40mmのソレックスキャブレターをターボのブロックに装着。ミッションも耐久性の高いターボ用に交換されている。


ハチマルヒーロー 2009年 05月号 vol.11(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Keniji Ichi/市 健治

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