「あぶない刑事」に登場し大人気になったボディカラー、後期ダークブルー2トーンともうひとつとは?|1991年式 日産 レパード アルティマ V30 ツインカムターボ Vol.2

絶壁と揶揄された前期から一変、後期では大幅に形状を変更。この個体のステアリングは純正だが、レザーで巻き直し加工が施してある。

       
【1991年式 日産 レパード アルティマ V30 ツインカムターボ Vol.2】

【1】から続く

 最先端の技術を盛り込んだレパードは、1988年のマイナーチェンジでさらに進化を遂げた。エクステリアは前後の意匠を変更し、インテリアもダッシュボードの形状を変更するなど、大掛かりなリファインを実施。そして、最大の注目はエンジン。従来のVG30DE型に加え、先にシーマに搭載されたVG30DET型を新搭載。さらに、2L V6ターボはツインカム化されてVG20DET型とするなど、デザイン面でのリフレッシュとともに、パワートレーンが大幅に強化されたのである。

 このように、クルマとしての魅力がさらに増したレパードだったが、販売面ではつねにソアラに後塵を拝してきたことは事実。しかし、テレビドラマ「あぶない刑事」に登場したことが影響し、モデルライフを終えた後も注目の的に。そして、劇中で活躍した前期ゴールド2トーンと後期ダークブルー2トーンは大人気モデルとなった。


▶▶▶【画像17枚】XJを除く全グレードに標準装備されたコンディションも抜群なアルミホイールなど




後期3Lには大型バンパーが採用され、全長は2Lと比較して110mmも大きい。もちろん、テールランプのデザインも前期とは異なる。




後期アルティマターボには本革シートが標準装備。助手席は、バックレストに中折れ機構を備え、倒した状態でも自然な姿勢がとれるパートナーコンフォタブルシートを装備。





新車以上といっても過言ではないほど、キレイな状態のエンジンルーム。各パーツはすべて取り外して磨き処理を行うなど、徹底的に手が入れられている。





スロットルリンケージなどはメッキ加工が施されており、ショーカーのような仕上がりを見せる。



1991年式 日産 レパード アルティマ V30 ツインカムターボ(F31)
Specification 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4805×1690×1370
ホイールベース(mm)  2615
トレッド(mm) 1435(前後とも)
車両重量(kg)  1520
エンジン型式  VG30DET型
エンジン種類 水冷V型6気筒DOHCターボ
総排気量(cc) 2960
ボア×ストローク(mm) 87.0×83.0
圧縮比 8.5:1
最高出力(ps/rpm) 255/6000
最大トルク(kg-m/rpm) 35.0/3200
変速比 1速 2.785 / 2速 1.544 / 3速 1.000 / 4速 0.694 / 後退 2.275
最終減速比 3.916
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前/後 ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 215/60R15(前後とも)
発売当時価格 416.2万円

初出:ハチマルヒーロー 2014年 08月号 vol.26(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1991年式 日産 レパード アルティマ V30 ツインカムターボ(全3記事)

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【1】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : SATOSHI KAMIMURA/神村 聖

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