前後ダブルウイッシュボーン+エアサスTEMS=盤石の足回り|1988年式 トヨタ ソアラ 2.0 GTツインターボL Vol.2

レッドマイカのボディカラーにはブラックのインテリアカラーが組み合わされる。もともと女性オーナーだったそうで、内装の状態がとても良い。

       
【1988年式 トヨタ ソアラ 2.0 GTツインターボL Vol.2】

【1】から続く

 ハイスペックエンジンを支えるシャシーも注目に値する。サスペンションは、トヨタ2000GT以来となる4輪ダブルウイッシュボーン。高速直進性やハンドリング性能、限界性能、そしてソアラらしい上質でフラットな乗り心地をすべて高次元で手に入れるためには、前後ともにダブルウイッシュボーンが不可欠だった。そこに、ショックアブソーバーの減衰力を自動制御するTEMSをZ10から受け継ぎつつ、その一方で世界初のモード切替式電子制御エアサスペンションを投入。このエアサスはバネ定数や減衰力、車高などを自動制御するもので、TEMSと合わせて最先端のエレクトロニクスが活かされている。また、スポーツサスペンションも用意され、グレードごとのキャラクターに合わせて設定。盤石の足回りを作り上げたのだ。

▶▶▶【画像16枚】前期型は2分割となるリアコンビランプなど



ソアラを代表する装備のひとつ、スペースビジョンメーター。フード裏側からハーフミラーに表示を反射させている。





レッドマイカのボディカラーにはブラックのインテリアカラーが組み合わされる。もともと女性オーナーだったそうで、内装の状態がとても良い。





スタイリングは初代からのキープコンセプトで、6:4のピラー間隔や6ライトウインドーなど、Z10に直結する部分は多数ある。

1988年式 トヨタ ソアラ 2.0 GTツインターボL(GZ20)
Specification 諸元
全長×全幅×全高(mm) 4675×1695×1345
ホイールベース(mm)  2670
トレッド(mm) 1460(前後とも)
車両重量(kg) 1450
エンジン型式  1G-GTEU型
エンジン種類 水冷直列6気筒DOHCツインターボ
総排気量(cc) 1988
ボア×ストローク(mm) 75.0×75.0
圧縮比 8.5:1
最高出力(ps/rpm) 210/6200
最大トルク(kg-m/rpm) 28.0/3800
変速比 1速 2.804 / 2速 1.531 / 3速 1.000 / 4速 0.705 後退 2.393
最終減速比 4.556
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション ダブルウイッシュボーン(前後とも)
ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも)
タイヤ 215/60R15(前後とも)
発売当時価格 333.1万円

【3】に続く

初出:ハチマルヒーロー 2014年 08月号 vol.26(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1988年式 トヨタ ソアラ 2.0 GTツインターボL(全3記事)

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【1】から続く

text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : KIYOSHI NISHINO/西野 キヨシ

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