「クールバック」と呼ばれたリアビューって知ってる?|レアな4気筒エンジンを搭載したショートノーズのハコスカ パート2

当時、20歳代であったオーナーの永井久さんも、他の若者と同じように、スカイラインは「いつかは乗りたい」あこがれの存在であったという。

「スカイラインに乗りたいという話をしていたら、身内にクルマ関連の人がいまして、横浜にいいクルマがあるという話になりました。事前に交渉を進め、とりあえず現車を確認することにしたんです」と永井さん。

 横浜へクルマを見に行くだけだったはずが、帰り道ではスカイラインのステアリングを握っていた。クルマを目の前にし、即決するしかなかった。

 クルマは前オーナーにより外装のライトカスタムが施されていた程度。

 エンジンを吹かせば素直に反応し、その鼓動に合わせるように、シートに体が押し付けられる感覚が心地よかった。しばらくの間はスカイラインとのドライブを楽しんでいたが、当時の車検制度のネックであった毎年車検が来ると、永井さんにとって、それが負担になってきてしまったのだ。


「クールバック」と呼ばれたリアビュー。なめらかな曲面にシャープなラインがアクセントとして入っている。リアエンブレムは全塗装時に外された。

null
自動車技術会技術賞を受賞した、エンジンの傑作とよばれたG15型エンジン。クロスフローV型バルブ配置としている。


ボディ左側のインナーパネル上部に配置された型式プレート。ホイールベースの2420mmが表記。セダンモデルは2490mmで70mmの違いを確認できる。


トランクルームは購入当時からそのままの状態だという。タイヤは当時のモノがそのまま入っている。


掲載:ノスタルジックヒーロー 2017年6月号 Vol.181(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

photo : Daijio Kori/郡大二郎 text : Keishi Watanabe/渡辺圭史

RECOMMENDED

RANKING