CR-X以外にもあった! F‐1スペシャルエディション|1986年式 ホンダ バラードスポーツCR-X Si F-1スペシャルエディション Vol.3|THE限定車

オーナーは、高校生のときにデビューしたCR-Xを見て、初めてディーラーに出向いたそう。

       
【1986年式 ホンダ バラードスポーツCR-X Si F-1スペシャルエディション Vol.3】

Vol.2から続く

 ちなみにF‐1エディションは、アコード(2000台)、クイントインテグラ(1000台)、シビック(3000台)にも限定車として同時期に設定され、バラードスポーツCR‐Xと同様の仕様に仕立てられていた。

 このF‐1スペシャルエディションは、日本中が歓喜に沸いた、当時のF1人気の高さを思い起こさせてくれる。そんな思い出深い限定車といえるだろう。
 
F1で得た独自のDOHC技術を結集して開発されたZC型エンジンなど【写真8枚】

念願のホンダへ入社し、憧れのCR-Xをゲット! 


OWNER’S VOICE/平野克美さん

 中学生の頃からクルマに興味を持ち始めたという平野克美さん。高校生のときにデビューしたCR-Xを見て、今までの国産車にはないデザイン、そしてコンパクトでワイド&ローなフォルムに衝撃を受け、初めてディーラーに出向いたそうだ。

 そんな平野さんは、後にバイクにも興味を持ち始める。そこでクルマやバイク関係の仕事、とくにホンダに就職したいと考えたという。しかし現実はそううまくはいかず、他社へ就職することに。しかし偶然にも転職するチャンスが訪れ、憧れの本田技術研究所へ入社。それを機に、デビュー時から憧れていたCR-Xを手に入れた。

 念願かなって手に入れたCR-Xだが、部品の供給がほぼないのが悩み。一昨年にサスペンショントラブルが発生したときも部品がなく、中古品で修理したそうだ。

 今後は外装パーツの交換やオールペンを予定。平野さんとCR-Xとの時間は、まだまだ続きそうだ。


1986年式 ホンダ バラードスポーツCR-X Si F-1スペシャルエディション(AS)
Specifications 主要諸元
全長×全幅×全高(mm) 3755×1630×1290
ホイールベース(mm)  2200
トレッド前 / 後(mm)  1400 / 1415
車両重量(kg)  900
エンジン型式  ZC型
エンジン種類 直列4気筒DOHC
総排気量(cc) 1590
ボア×ストローク(mm) 75.0×90.0
圧縮比 9.3:1
最高出力(ps/rpm) 135/6500
最大トルク(kg-m/rpm) 15.5/5000
変速比 1速 3.181/2速 1.944/3速 1.304/4速 0.967/5速 0.823/後退 3.000
最終減速比 3.866
ステアリング ラック&ピニオン
サスペンション前 / 後 ストラット / トレーリングリンク
ブレーキ前 / 後 ベンチレーテッドディスク/ リーディングトレーリング
タイヤ 185/60R14(前後とも)
発売当時価格 170.3万円


初出:ハチマルヒーロー 2013年5月号 Vol.021(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1986年式 ホンダ バラードスポーツCR-X Si F-1スペシャルエディション(全3記事)

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text : Rino Creative/リノクリエイティブ photo : AKIO HIRANO/平野 陽

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