貴重なDR30の50周年限定車をあえて、邪道といわれかねないエアサスでカスタム|1983年式 スカイライン HT 2000 ターボRS-X 日産50周年特別記念車 Vol.3|ハチマルモータースポーツ

フロントスポイラーを装着しているため、最低位置まで車高を下げると、地面とスレスレの状態。走行時は、タイヤがフェンダーに当たらない位置まで車高をアップ。

       
【1983年式 スカイライン HT 2000 ターボRS-X 日産50周年特別記念車 Vol.3】

Vol.2より続く

 ボディの修復と塗装は問題なく仕上がり、残すは足回り関係。クルーズカスタムズでは、当時のシャコタンを上回る(下回る? )、ベタベタの車高に下げるスタイルをチョイス。アメリカの旧車やトラックなどのカスタムではよく見かけるが、日本車ではあまりなじみがない。ましてや「ハチマルヒーロー」の中では、王道からかなり外れた、邪道と思われるスタイルとなる。

 クルーズカスタムズでは、あえて邪道と呼ばれるベタベタに下げたスタイルを実施。DR30の純正ストラットをベースに、全長調整式の車高調とエアバッグを一体化した「KRZバッグオーバーELTストラット」を新たに開発。今までにないDR30の車高の低さを実現した。さらに、フロントブレーキにはオリジナルのKRZパワーディスクキットのφ273mmローターと4ポットキャリパーを組み合わせ、十分なストッピングパワーを与えている。

「こんな邪道なDR30アニバはいないでしょう(笑)」とクルーズカスタムの組坂彰一代表。当時のシャコタンを超える、現代版シャコタンスタイルを見たマニアの驚く顔が楽しみなようだ。

スカイライン伝統の水平指針のメーターなど【写真7枚】



初出:ハチマルヒーロー 2013年2月号 Vol.020(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1983年式 スカイライン HT 2000 ターボRS-X 日産50周年特別記念車(全4記事)

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