S800クーペ、69.4万円。当時の大卒月額平均給与額約4.5万円|読者が選ぶ国産旧車人気ランキング2014【5位】1966年式 ホンダ S800 クーペ Vol.1

S600 クーペ、69.4万円。賃金構造基本統計調査報告. 昭和41年 第1巻によると新旧大卒の現金給与額の所定内給与額の月額平均が4.48万円だった。

       
【1966年式 ホンダ S800 クーペ Vol.1】

読者が選ぶ国産旧車人気ランキング 2014 5位 ホンダS600/S800

 2輪車のレース、世界グランプリ(GP)へ1959年に初参戦したホンダは、1961年世界GPにおいて125cc、250ccの2クラスを制覇。翌1962年には350ccクラスも加えた3クラス完全制覇を果たした。2輪で世界を極めたホンダが次にめざしたのは、必然ともいえる4輪車の開発だった。

 1962年10月、第9回全日本自動車ショウの会場で、ホンダスポーツ・360╱500を発表。4輪車製造メーカーとして新規参入するにあたり、オープン2シーター・スポーツカーを選択したのがいかにもホンダらしいが、同時に発表されたのがトラックのT360であったのもユニークだった(T360は市販に至らなかった)。

 翌1963年10月、スポーツを「S」と表記してホンダS500が発売された。排気量531ccの水冷直列4気筒DOHCエンジンをフロントに搭載。前年のショーで発表された時とほぼ同じ姿のまま、低価格(45.9万円)で発売されたことで、当時のカーマニアたちは新たな国産スポーツカーの登場に熱狂した。しかし手づくりに近い生産態勢のうえ、並行して改良も行われていたため、S500を十分に市場へ送り出せないまま、5カ月後の1964年3月には、早くもモデルチェンジを迎えた。

Vol.2に続く

全長3.3m、全幅1.4mとかなりコンパクトなボディ寸法ながら、乗員の頭上空間をしっかりと確保したデザインなど【写真9枚】



1966年式 ホンダ S800 クーペ(AS800C)主要諸元
●販売期間 1964年3月~1970年5月

●全長 3335mm
●全幅 1400mm
●全高 1195mm
●ホイールベース 2000mm
●トレッド前/後 1150/1128mm
●最低地上高 160mm
●室内長 840mm
●室内幅 1195mm
●室内高 930mm
●車両重量 735kg
●乗車定員 2名
●最高速度 160km/h
●登坂能力sinθ 0.355
●0→400m加速 16.9秒
●最小回転半径 4.4m
●エンジン型式 AS800E型
●エンジン種類 水冷直列4気筒DOHC
●総排気量 791cc
●ボア×ストローク 60×70mm
●圧縮比 9.2:1
●最高出力 70ps/8000rpm
●最大トルク 6.7kg-m/6000rpm
●燃料供給装置 横向可変ベンチュリー(京浜CVB36N30A1)
●変速比 1速3.20/2速1.98/3速1.29/4速0.91/後退3.65
●1次減速比 3.15
●2次(最終)減速比 1.87
●燃料タンク容量 30L
●ステアリング形式 ラック&ピニオン
●サスペンション前/後 ダブルウイッシュボーン・トーションバー/トレーリングアーム・コイル
●ブレーキ前後とも リーディングトレーリング
●タイヤ前後とも 6.15-13-4PR
●発売当時価格 69.4万円

初出:ノスタルジックヒーロー 2014年4月号 Vol.162(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)

1966年式 ホンダ S800 クーペ(全2記事)

2014 読者が選ぶ国産旧車人気ランキング

ホンダSシリーズ

hoto : MAKOTO INOUE/井上 誠

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