フェアレディZ生誕50周年を記念して、30台のS30Zが日本自動車博物館に大集結 2

フェアレディZ生誕50周年記念フェスティバルin日本自動車博物館

 S30Zデビュー50周年を記念し、石川県小松市にある「日本自動車博物館」では、「フェアレディからフェアレディZへ」という特別企画展を開催。4月21日には、「フェアレディZ生誕50周年記念フェスティバルin日本自動車博物館」が開催され、全国からフェアレディZオーナーが多数集まった。

フェアレディZ



 ここからは、日本全国から集結した、初代フェアレディZのオーナーと、その愛車を紹介しよう。


フェアレディZ
フェアレディZ エンジン
72年式 フェアレディ240ZG 久保靖夫さん(東京都)
L型チューンの老舗「SS KUBO」の3世代が参加。左から、ゴッドハンドの異名を持つ久保靖夫さん、中央が二代目の亨さん、右が三代目の智史さん。240ZGは、幻のサファリヘッドを組み込んだL型ユニットを搭載する。


フェアレディZ
フェアレディZ エンジン

73年式 フェアレディ240ZG/川合正則さん
ノンレストアの240ZGで、東京から自走で参加した川合さん。エンジンはL24型のSUキャブレター仕様のオリジナルコンディション。ホイールは16インチを装着。「ライトカバーはコインで回せるボルトなんです」と解説してくれた。


フェアレディZ
フェアレディZ
フェアレディZ エンジン
75年式 フェアレディZ/皆葉藤夫さん
エンジンはソレックス44PHHキャブを装着したL26型に載せ替え済み。リアゲートのルーバーは、ほとんど見かけることがなくなった当時モノのオプション。ホイールキャップは輸出仕様の「D」マーク入り(国内仕様はマークなし)だ。


フェアレディZ Z432-R
フェアレディZ Z432-R エンジン S20型
フェアレディZ Z432-R 内装
72年式 フェアレディZ432-R/竹内 章さん
貴重なZ432-Rで千葉から自走で来場した竹内さん。純正マグホイール、マッハステアリング、純正バケットシートなど、ディテールも完ぺき。タイヤはアドバンHFタイプDの195/70R14 91H。ナローボディとのバランスも抜群だ。


フェアレディZ
フェアレディZ エンジン
ホイール
77年式 フェアレディZ/小倉正雄さん
「実走3万4000㎞」のS31は、VOL.153で紹介した極上車(その時は3万92㎞)。インジェクション化されたL20E型エンジンを搭載する。ホイールキャップも当時の純正で、まるで新品のようなコンディションを保っている。

フェアレディZ
シート
73年式 フェアレディ240ZG/高橋勇二さん
美しい仕上がりのエンジンは、L24型改2.6ℓ仕様にウエーバー45DCOEの組み合わせ。ノーマル然とした外観だが、クリアレンズ、パナスポーツの17インチホイールなどを装着。シートはスパルコのセミバケットに交換している。


フェアレディZ Z432-R
フェアレディZ Z432-R エンジン S20型
フェアレディZ ホイール
70年式 フェアレディZ432/小澤 一さん
フルブラスト処理でレストアしたZ432。「3年ぐらい前に入手して、全バラにしました」という小澤さん。S20型エンジンはK4ヘッドで、足まわりはスターロードのフルタップ車高調、R32タイプMのブレーキなど、走りを重視した仕上げ。



●2019年4月21日/石川県小松市・日本自動車博物館
主催 : 日本自動車博物館
協力 : CLUB S30

掲載:ノスタルジックヒーロー 2019年8月号 Vol.194(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text &photo:Nostalgic Hero/ノスタルジックヒーロー編集部

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