テールゲートのリアガラスはパワー昇降式。リアシートにスライド機構も!|1965年式 プリンス グロリア6 ワゴン Vol.2

ドアを左右に開き、テールゲートも開いた状態。

       
【1965年式 プリンス グロリア6ワゴン Vol.2】

 64年5月、プリンス グロリアは、スーパー6の廉価グレードともいえる「グロリア6」を仲間に加えた。インパネの加飾パネルやシートなどの素材をシンプルなものに変更し、自慢のG7型直列6気筒エンジンもディチューンしている。

 このグロリア6で注目したいのは、ビジネスユースを名目にステーションワゴンを設定していたことだ。これがグロリア初のワゴン(商用車)、グロリア6ワゴンで、V43Aの型式を与えている。セダンのグロリア6と比べると全長が40mm長く、全高は30mm高い。6人乗りのビジネスワゴンで、登録は4ナンバーの商用車登録だった。ちなみに積載量は、6名乗車時250kg、3名乗車時は400kgだ。

 グロリア6ワゴンのセールスポイントは、キャビン後半のラゲージルームに集中している。荷物を出し入れするテールゲートは2段階式ゲートだ。しかもリアガラスはパワー昇降式だった。インパネまたはテールゲートのスイッチを使ってゲートパネルのなかに収め、その後でアオリの部分を下げ、開けるのである。この開閉だけで工夫された設計であることが分かる。リアシートにスライド機構を採用したのも、このグロリア6ワゴンが日本初の試みだ。

Vol.3に続く

6人が乗ったままでも広さが確保されたラゲージルームや、上部ガラスをスイッチ下げてから下側のパネル部分を手前に倒す2段階式のテールゲートなど【写真6枚】

1965年式 プリンス グロリア6 ワゴン記事一覧(全3記事)

関連記事:グロリア記事一覧


1965年式 プリンス グロリア6ワゴン(V43A-2)主要諸元
●全長4690㎜
●全幅1695㎜
●全高1510㎜
●ホイールベース2680㎜
●トレッド前/後1380/1400㎜
●最低地上高210㎜
●荷室長3人乗車/6人乗車1850㎜/1020㎜
●室内幅1330㎜
●室内高890㎜
●車両重量1460㎏
●乗車定員6名
●登坂能力28.2%
●最小回転半径5.4m
●エンジン型式G7型
●エンジン種類水冷直列6気筒SOHC
●総排気量1988㏄
●ボア×ストローク75.0×75.0㎜
●圧縮比8.3:1
●最高出力100ps/5200rpm
●最大トルク15.4㎏-m/3600rpm
●変速比1速2.963/2速1.632/3速1.000/後退3.358
●最終減速比4.875
●燃料タンク容量44ℓ
●ステアリング形式リサーキュレーティングボール式
●サスペンション前/後独立懸架ウイッシュボーンボールジョイント式/ド・ディオン式
●ブレーキ前後油圧複動内拡式4輪制動
●タイヤ前後とも6.00-13-6PRL.T.
●発売当時価格85万円

掲載:ノスタルジックヒーロー 2013年8月号 Vol.158(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Isao Yatsui/谷井 功

RECOMMENDED