「手間暇掛かるから引き取った」老舗ショップのオーナーが愛する3台。そのうちの1台|1969年式 日産 スカイライン 2000 GT-R Vol.2

トランクグリッドやリアガーニッシュはいたずら防止でステッカーに変更してある。

       
【1969年式 日産 スカイライン 2000 GT-R Vol.2】

旧車好きであれば、誰もが知っている老舗「グランドスラムGT‐R」。
代表はハコスカ乗りの間では「関西の西さん」と呼ばれ親しまれている、西講一郎社長。

そんな西さんは現在3台のナンバー付きGT-Rを所有しているが、このサファリブラウンの4ドアGT-Rは、20数年前にボロボロだったのを手に入れ、10年ほどかけて修復した1969年式だ。

 元のフロントマスクは、69年式の分割タイプだったが、ちょうどタイミング良くヘッドライトモールとグリルが一体となった70年式のレプリカグリルを製作したこともあって、70年仕様に変更。
 また、修復の際にボディのスポット増しも行っていて、サーキット走行でもボディの剛性がしっかりしているという。エンジンは、ノーマル然としているが、鍛造ピストンを組み込み、バルタイ変更、点火時期調整を行うなど、S20型エンジンはかなり元気に回せる仕様だ。グリルの奥にタテ置きオイルクーラーを設置している。

Vol.2へ続く



ボロボロの状態から、10年がかりで修復したPGC10。
あまりにも手間ひまがかかったため、西さんが引き取ったという経緯の1台だ。


「普通に洗車機にかけますけど、水漏れしませんよ」と西さん。しっかり修復したボディのため、サビやクサリなども見当たらない。


エンジンルーム内は、オイルキャッチタンクとタコ足以外はノーマルに見える。ストラット取り付け位置がスポット増しされているのが見える。


電動パワステとステアリングのクイックリリースは、西さんの標準装備になっている。ナビ、カメラ、ETC、コンポも、欠かせない装備。


タイヤは185/70R14という乗り心地重視のサイズ。4ドアのフェンダーアーチに、タイヤのボリューム感が見事にマッチしている。


ナビ、カメラ、ETC、コンポのほか、電動パワステとステアリングのクイックリリースが装備されたコクピットなど【写真6枚】

1969年式 日産 スカイライン 2000 GT-R記事一覧(全3記事)

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掲載:ノスタルジックヒーロー 2013年2月号 Vol.155(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Ryotarow Shimizu/清水良太郎

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