当時28歳、開業1年。18歳の頃から憧れていたGT-R。400万円前後で取引されていた時代に即決|1972年式 日産 スカイライン HT 2000 GT-R Vol.1

ホイールはパナスポーツC8R。

【1972年式 日産 スカイライン HT 2000 GT-R Vol.1】

2011年11月に、現在の神奈川県横浜市鶴見に新装オープンとなった「プロテック」の代表が袖本徳明さん。「免許を取った18歳から憧れていたクルマがハコスカGT‐Rです。26歳くらいの頃は、B110サニーやハコスカに乗っていました。

 L型エンジンのチューニングにハマっていて、L28改3.0Lとか、カリカリにイジってましたね。1994年9月に独立してプロテックを開業したんですが、たまたま冷やかしで見に行ったGT‐Rが良くて、コレだ!ってなっちゃって購入したんです」と17年前の出来事を思い返して語ってくれた。

 当時、スリックタイヤを買いに行ったショップの近くに、個人所有のGT‐Rが売りに出ているという情報があって、まったくの冷やかしのつもりでクルマを見せてもらったらしい。というのも、当時は28歳で、プロテックを1年前に開業したばかりだったため、「まだGT‐Rは早いかな」という思いが頭にあったという。

 ところが、見せてもらったGT‐Rが思いのほか程度が良く、最初は430万円という提示価格だったが、お話を聞くと、370万円で譲ってくれるというので、即決したという。

 今となっては考えられない価格だが、30年ほど前は、ハコスカGT‐Rは400万円前後で取引されていたのだ。

Vol.2へ続く



「18歳の頃から憧れていたハコスカGT-R。良いタイミングで、良いクルマに出合えたと思います」と袖本さん。サーキット走行も行っているが、ボディはいまだにノンレストアだそうだ。


「走ることが好き、サーキットが好き、そしてハコスカが好き」という袖本さんのポリシーが色濃く映し出されている。


鍛造軽量φ84.5mmピストン、62.7mmH断面コンロッド、フルカウンタークランク、作用角300度/10.5mmリフトのオリジナルプロフィールのカムなどが組み込まれたS20改2.2L仕様。プロテックでは、エンジン調整からステージ6のフルチューンまでメニューを用意している。キャブはウエーバー45DCOEで、アルミ削り出しファンネルを装着。ピローリンクキットやラジエーターホースの外側を通るプラグコードもプロテックのオリジナル。


マフラーは当時モノを復刻したスラッシュカットタイプを装着。ストレートタイプもあり、最低地上高をかせげるレイアウトとなっている。


前席は純正レース用バケットシートに変更。ロールバーも純正レース用だ。


ミッションは、2.2L化によるパワーアップに対応するため、71Bにダブルコーンシンクロのクロスギアを組み込んでいる。シフトレバーは、ワークスタイプのシフトパターンなしを装着。

1972年式 日産 スカイライン HT 2000 GT-R(KPGC10)主要諸元
●エクステリア:プロテック製フロントスポイラー/フロントオーバーフェンダー
●エンジン:S20改2130cc仕様(ステージ5)、鍛造φ84.5mmピストン、62.7mmコンロッド、 IN/EXとも300度、10.5mmリフトカム(オリジナルプロフィール)、フルカウンタークランク、 ウエーバー45DCOE、φ42mm等長タコ足、φ50mmマフラー
●駆動系:71B改ダブルコーンシンクロ&クロスギアミッション、R200デフ(ファイナル   4.875)+クスコ製LSD
●足回り:アラゴスタ製3WAY(サブタンク付きサーキット仕様)、DR30用フロントスタビライ ザー、リアワークスタイプピローボール式スタイビライザー、ウレタン&デルリン製ブッシュ
●ブレーキ:フロントAPレーシング製6ポット&φ305mm2ピースVディスク、リアDR30ET用 キャリパー&ソリッドディスク
●タイヤ:クムホECSTA V700 225/50R15
●ホイール:パナスポーツC8R フロント8J×15、リア9.0J×15
●インテリア:チェックマン製ステアリング、日産純正レース用バケットシート/ロールバー/ ワイドミラー、ラムコ製水温・油温・油圧計、TOMEI製A/F計

掲載:ノスタルジックヒーロー 2013年2月号 Vol.155(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Kazuhisa Masuda/益田和久

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