なんとオーナーはVR-4とAMGの2台持ち! 20代の頃の忘れかけた思い出に回帰するタイムマシーン|1990年式 三菱ギャラン AMG Vol.3

「AMG」のエンブレムはダテではなく、内外装はもちろん、エンジンやサスペンションにまでAMGによるチューニングが施されていた。

ラグジュアリーな目抜き役として注目を浴びるも、高価なプライスが災いして発売まもなく受注生産扱いとなった三菱ギャラン AMG。

「新車時に喉から手が出るほど欲しかったのですが、当時はいすゞのディーラーマン。ジェミニイルムシャーで我慢するしかなかったんです」

と語るオーナーの長谷川誠さん。

長谷川さんは同じくギャランのVR-4のオーナーでもある。
同じE30系ギャランの希少車でも性格はかなり異なるが、表裏一体の愛車として平等な寵愛を注ぐ。

「本当は5速マニュアルが理想でしたが、純正アルミでフルオリジナル車の出物はまず見ないだけに、これを逃したら次はない、と衝動買いでしたね」。

7年前に購入したときのオドメーターは5万km以下で、むしろATミッションゆえに、走りに振った改造や荒く乗られることなくキレイに生き残ったといえよう。といってもガレージ保管で置き物にするのではなく、ごく普通のクルマとして接するのが長谷川さんの80車との付き合い方。

リアウインドーのTVアンテナ、ナビ、ドリンクホルダーなどが後付けされた使用感のある佇まいは、そんな乗り手の“日常で楽しめる20年超のクルマ”として飾り気のない付き合い方をひと目でうかがえる。欲しくても買えなかった20代の頃の忘れかけた思い出に回帰する、タイムマシーンのような愛車なのだ。


トップグレードのVR‐4と実用グレードのヴィエントが販売のメインだったが、バブル時代の名車としてE30系ギャランを語るうえで欠かせないのがこの「ギャランAMG」だろう。


専用サイドステップを備えたボディアンダーは、その上のドアのアンダーパネルもバンパ−に合わせた独自の意匠を持つ。



革巻きステアリングが標準で、AT車は専用色ブラックのシフトブーツを採用。ステアリングのクイックレシオ化や F4A23型の大型ミッションなど専用チュ−ンは細部に至る。



車両型式は、MXを筆頭とする4G63搭載の2WD車と同じE-33A。


掲載:ハチマルヒーロー 2011年 05月号 vol.15(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo:Akio Hirano/平野陽

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