ついにシェイクダウン! スカイライン伝説を継承するにふさわしいオーラ|71年式 日産スカイラインHT 2000GT-R Vol.3

赤と白のカラーリングは、デビューインベントとなるJCCA富士ジャンボリーの前日に仕上がった。Cピラーの「SKYLINE」ステッカーや岡本理研ゴムのOKマークステッカーなどは、72年当時の写真からデーターを起こして製作したものだ。

       
シェイクダウンの舞台となったのは、2013年10月27日に開催された、「JCCAエンデュランス筑波ミーティング」のスポーツ走行。

その後、12月10日の「アール・ファクトリー筑波走行会」にも参加。

この時はまだシルバーのボディに白のオーバーフェンダーという暫定仕様のままだったが、シーズンオフの期間に、茨城県にある「オートボディ カスタム」にて全塗装。
もちろん、赤/白の黒澤仕様で、ゼッケンは1番。


 富士スピードウェイでお披露目となった黒澤仕様のフルワークスGT-Rは、快音を響かせてストレートを疾走した。




赤/白のボディカラーは黒澤仕様をイメージ。ゼッケンは、米島さんが当時のチャンピオンマシンだという思いから1番にした。


タイヤ&ホイールは超極太スペックを装着。通常ならば、リアに装着する15×10J、225/45R15をフロントに履き、リアには15×12J、275/35R15をセット。このサイズが余裕で納まるほどフルワークスのオーバーフェンダーはデカい。ブレーキはフロントがR32用キャリパーにφ300㎜ローターで、リアは当時のワークス同様のドラムブレーキのままだ。



助手席側には、φ75mmのサイド出しマフラーの出口が見える。富士の長い直線では、チューンドS20型エンジン独特のエキゾーストノートが響いていた。



タコ足はアール・ファクトリーのオリジナルで、φ42.7mmの等長タイプを装着。集合部は6-2で、φ75mmシングルサイド出しマフラーにつなげている。ハコスカの狭いエンジンルームにもかかわらず、絶妙なレイアウトと排気効率を実現している。


掲載:Nostalgic SPEED vol.004 2014年 07月号(記事中の内容はすべて掲載当時のものです)

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text:Nostalgic Hero/編集部 photo: Masami Sato/佐藤正巳 Motosuke Fujii(SALUTE)/藤井元輔(サルーテ)

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